手塚治虫原作の「アポロの歌」が、timelesz佐藤勝利(28)と高石あかり(22)のダブル主演で実写ドラマ化されることが15日、分かった。
2月18日から、MBS系で火曜深夜0時59分、TBS系で同深夜1時28分から放送される。
原作は1970年(昭45)に「週刊少年キング」で連載された、壮大なSF青春ストーリー。繰り返す“愛の試練”により人間の愛と業を見つめるダークファンタジーが、手塚プロダクション監修のもと現代解釈版の物語として約50年ぶりに現代によみがえる。
佐藤は幼少期の体験が原因で、愛を軽蔑して生きている大学生の近石昭吾役を演じる。ある事件がきっかけでひろみ(高石)を死なせてしまい「何度生まれ変わっても結ばれぬ恋をする」という女神の啓示を受け、いくつもの世界をさすらうことになる。
佐藤にとっては2年ぶりのドラマ主演作。「この世界に入らせてもらえるなんて光栄すぎる、演じさせていただけたら何より幸せだな、そう思いました」とオファーに感激。難解な役柄を通じて“人間の愛”と向き合い「手塚先生の独創的な世界観と、二宮監督による現代を切り取る視点によって、愛というものを再発見していただける作品となりました」と呼びかけた。
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ともに作品を作り上げた高石は、25年後期の朝ドラ「ばけばけ」でヒロインを射止めたことで今注目を集める若手女優。今作では昭吾の幼なじみで、歌手になる夢を見ながらバーで働いている渡ひろみを演じる。ひろみは、昭吾が転生するいずれの世界にも必ず現れ、共通して昭吾とひかれ合っていく。高石は「いくつもの役を演じるにあたって、まずどの役にもあるこの純粋な気持ちを一番大切にしようと思いました」と撮影期間を回想。二宮健監督からは「多大なる情熱と想像力を持って作品の世界を大胆に広げてくださった」と評されており、高石は「持ち込んだアイデアを二宮監督が面白いと膨らませてくださったおかげで、自分の範疇(はんちゅう)を超えた場所で挑戦し続けられた気がします。1人でも欠けてしまえば作ることのできなかった作品だと思います」とコメントを寄せた。
▼二宮健監督コメント
「アポロの歌」は、自分の礎を築いた手塚治虫先生の作品の中でも、特に心を揺さぶられた一作です。手塚マンガのスターシステムが描く主人公像を繊細で力強く体現してくださった佐藤勝利さん。多大なる情熱と想像力を持って作品の世界を大胆に広げてくださった高石あかりさん。そして、共に駆け抜けてくれたキャスト、スタッフたち。皆の力が結集し、この作品でしか語ることのできない壮大な愛のドラマが完成しました。
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