【陸上】北口榛花、世界選手権連覇へ「また金メダル取りたい」日本スポーツ賞の大賞初受賞

2024年のスポーツ界で活躍した選手や団体を表彰する「第73回日本スポーツ賞」「第8回日本パラスポーツ賞」の表彰式が16日、都内で行われた。

日本スポーツ賞の大賞には、陸上女子やり投げでパリオリンピック（五輪）金メダルの北口榛花（26＝JAL）が初受賞した。満場一致での受賞となり「2024年はたくさんの選手が活躍された中、大賞に選んでいただいてとても光栄」と喜んだ。

陸上の日本女子ではマラソン以外の種目で初の金メダルとなったが、昨季のシーズンベストは自身の日本記録に1メートル25及ばず。「満足のいく年と思われがちですが、記録を更新できなかったからこそ、陸上競技は記録との勝負であると感じた1年でした。常に新しく、過去の自分を超えられるようにしたいです」と決意を新たにした。日本女子初の連覇がかかる9月の世界選手権東京大会へは「会場で応援してくださるとうれしい。そこで私もまた金メダルを取れるように頑張りたい」と誓った。

日本バラスポーツ賞の大賞には、パリ・パラリンピック金メダルの車いすラグビー日本代表が選ばれた。

同式典は読売新聞の主催とあり、開式直後には昨年12月に肺炎のため死去した読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんを追悼し、約1分にわたって黙とうがささげられた。

【日本スポーツ賞】

◆大賞

北口榛花（陸上）

◆オリンピック特別賞

パリ五輪男子日本代表（体操）

パリ五輪男女日本代表選手団（レスリング）

永瀬貴規（柔道）

堀米雄斗（スケートボード）

◆奨励賞

玉井陸斗（飛び込み）

アジア選手権女子日本代表（卓球）

【日本パラスポーツ賞】

◆大賞

日本代表チーム（車いすラグビー）

◆優秀賞

男子日本代表チーム（ゴールボール）

木村敬一（競泳）

上地結衣（車いすテニス）

◆新人賞

鬼谷慶子（陸上）