米、上半期の利下げ妥当=インフレ鈍化持続なら―FRB理事
0
2025年01月17日 07:01 時事通信社
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は16日、テレビのインタビューで、インフレ鈍化が確認されれば「今年上半期に利下げがあり得ると考えるのが妥当だ」と発言した。
前日発表された昨年12月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇と、伸びが3カ月連続で拡大。一方でウォラー氏は、変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア項目の前月比伸び率が鈍化したことに触れ、「非常に良かった」と評価した。
今月28、29日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)を巡っては、「インフレについて、もう少し進展を確認する必要がある」と述べ、利下げ見送りを示唆。ただ、3月のFOMCでの利下げに関し「完全には排除されない。データ次第で、利下げが市場の想定よりも前倒しされる」と予想した。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。