アマド・ディアロが80分以降で驚愕3ゴール…プレミアリーグで3人目の偉業、全員マンUの選手に

　プレミアリーグ第21節が16日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはサウサンプトンを3−1で撃破。同試合でハットトリックを達成したコートジボワール代表FWアマド・ディアロが、プレミアリーグ史上3人目の偉業を達成した。

　今月5日に行われた前節リヴァプール戦を2−2のドローで終えたマンチェスター・ユナイテッドは、続く12日にはFAカップ3回戦でアーセナルとの“死闘”を制し、PK戦の末に勝利をもぎ取った。この勢いを持ち込みたい今節は、最下位に沈むサウサンプトンを本拠地『オールド・トラフォード』に迎える。試合はやや苦しい立ち上がりとなり、43分にはセットプレーからオウンゴールで先手を取られる。後半に入ると、途中出場したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーが起点となって流れを引き寄せるが、なかなか同点ゴールを挙げることはできない。

　1点ビハインドのまま80分を経過したものの、ここからディアロが輝きを放つ。まずは82分、右サイドでザークツィーからのパスを受けると、自らボックス内まで持ち運び、自らの前にこぼれたセカンドボールを前へ持ち出して右足で仕留める。同点へ持ち込んだ8分後には、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとのパス交換からボックス内へ侵入し、ボレーシュートを叩き込んだ。さらに、後半アディショナルタイム4分には、ゴール前で相手のミスを見逃さず、無人のゴールへ流し込む。わずか10分強でハットトリックを達成し、マンチェスター・ユナイテッドをプレミアリーグ5試合ぶりの白星へ導いていた。

　データサイト『Opta』によると、1992−93シーズンに創設されたプレミアリーグにおいて、ディアロは80分以降のラスト約10分間で3ゴール以上を達成した歴代3人目の選手になったという。過去には1998−99シーズンのプレミアリーグ第24節ノッティンガム・フォレスト戦（○8−1）で元ノルウェー代表FWオーレ・グンナー・スールシャール氏が、2009−10シーズンのプレミアリーグ第23節ハル・シティ戦（○4−0）で元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が同記録を達成。いずれの選手もマンチェスター・ユナイテッドの“レジェンド”として知られていることからもわかるように、この記録はマンチェスター・ユナイテッドの選手によってのみ達成されている。

　ちなみに、スールシャール氏とルーニー氏は当該試合において4ゴールを記録している。スールシャール氏は80分、87分、90＋1分、90＋3分と驚異的なペースで得点を重ねたが、ルーニー氏は8分に先制ゴールを決めた後、82分、86分、90＋3分に追加点を奪取。厳密に指摘すると、ルーニー氏のケースは86分の時点でハットトリックが達成されたこととなるため、今回ディアロが肩を並べた記録は「ラスト約10分間（80分以降）ハットトリック達成」ではなく「ラスト約10分間で3ゴール以上を記録」という表現が適切かもしれない。

　なお、ディアロはマンチェスター・ユナイテッドで初のハットトリックを達成したが、サウサンプトン戦時点での年齢は22歳と189日。これより若くマンチェスター・ユナイテッドでハットトリックを記録した選手はルーニー氏しかいないという。つまり、ディアロはクラブ史上2番目の若さでハットトリックを達成した選手となった。


【ゴール動画】アマド・ディアロのハットトリック
個人の力がチームを救う💪
ディアロのゴールで
ユナイテッドが追いつく⚽️

🏆プレミアリーグ 第21節#マンチェスター・U v #サウサンプトン

📺https://t.co/IQcfgHPywb pic.twitter.com/nbcGEVqng6— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) January 16, 2025

アモリム采配的中🎯
途中出場エリクセンの
見事な浮き球に再びディアロ⚽️
ユナイテッドが終盤に逆転🔥

🏆プレミアリーグ 第21節#マンチェスター・U v #サウサンプトン

📺https://t.co/IQcfgHPywb pic.twitter.com/lj7RwT1t8b— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) January 16, 2025

アマド・ディアロの日❗️
終盤のゴールラッシュで
ハットトリック達成⚽️⚽️⚽️
「ケーキにイチゴが乗りました🍓」

🏆プレミアリーグ 第21節#マンチェスター・U v #サウサンプトン

📺https://t.co/IQcfgHPywb pic.twitter.com/9luojjZKgh— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) January 16, 2025