リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーに対し、アル・ヒラルが関心を寄せているようだ。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やフランス紙『レキップ』が伝えている。
現在32歳のサラーはバーゼルやチェルシー、フィオレンティーナ、ローマを経て2017年夏にリヴァプールへ完全移籍加入。すぐさま前線の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算378試合で232ゴール105アシストをマークし、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)など数々のタイトル獲得に大きく貢献している。
アルネ・スロット監督が就任した今シーズンも得点を量産しているサラーだが、リヴァプールとの現行契約は今年の6月末で満了に。契約満了まで半年を切った現段階でも新契約締結には至っておらず、選手本人が「クラブでの最後の年だから、街のために何か特別なことをしたいと思うようになった。契約残り半年だ。進展はない。進展からは程遠いんだ。だから、待つしかない」と発言するなど、その去就には注目が集まっている。
報道によると、サウジ・プロフェッショナルリーグで首位に立つアル・ヒラルがサラーの獲得に興味を示しているという。同クラブでは、ブラジル代表FWネイマールがコンディション面の問題からリーグ後半戦の登録メンバー外に。契約満了まで半年を切るなか、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のシカゴ・ファイアー移籍の可能性が報じられていることもあり、同選手の“後釜”を探しているようだ。
今夏のFIFAクラブワールドカップ2025にも参戦するアル・ヒラルは、仮にサラーがサウジアラビアへの移籍を望むのであれば、好条件のオファーを提示する準備ができていると『スカイスポーツ』は指摘。同選手は今月初めから他クラブと自由に交渉できる状態にあるため、今後の動向にはますます注目が集まりそうだ。
なお、サラーに対しては、一昨年夏にアル・イテハドが1億5000万ポンド(約285億円)のオファーを提示したものの、リヴァプールはこれを拒否している。