元ブラジル代表FWウィリアンにプレミアリーグ復帰の可能性が浮上しているようだ。16日、イギリス紙『タイムズ』が伝えている。
現在36歳のウィリアンはコリンチャンスの下部組織出身でトップチーム昇格後、2007年8月にはシャフタール・ドネツクへ完全移籍すると、アンジ・マハチカラを経て2013年8月にチェルシーへ完全移籍加入した。在籍した7年間で公式戦通算339試合出場63ゴール57アシストを記録し、2度のプレミアリーグ優勝やヨーロッパリーグ(EL)制覇などに貢献した。
2020年8月にアーセナルに完全移籍したものの、期待されたパフォーマンスは発揮できず、わずか1年後に古巣コリンチャンスに復帰。それでも、2022年9月にフルアムに加入してプレミアリーグ復帰を果たすと、2年間の在籍で公式戦通算67試合に出場して10ゴール7アシストを記録していた。
昨季終了後にフルアムを退団し、昨年9月にオリンピアコスに加入したウィリアンは、今シーズン公式戦11試合に出場していたが、負傷の問題などもあり、出場時間が少なかったことで、昨年末に双方合意のもとで契約を解除したことが発表されている。
これにより、現在はフリーとなっているウィリアンだが、今回の報道によると、プレミアリーグへの復帰を熱望している模様で、残留に向けてデイヴィッド・モイーズ新監督を招へいしたエヴァートンが同選手の獲得を検討しているという。
現時点でエヴァートンは他の選手も獲得候補に加えているため、ウィリアンの獲得を決断していないものの、フリーとなっている同選手の獲得は魅力的なオプションの一つと考えられているようだが、果たしてウィリアンはわずか半年でプレミアリーグに復帰することになるのだろうか。