「妻が見知らぬ男とホテルに…」30代男性が“妻の不貞”で繁盛店を手放すハメに「この土地で店をやるのは不可能だと…」

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2025年01月17日 16:31  日刊SPA!

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都会の生活に疲れ、自然が豊富な地方でカフェを開きたい。そんな夢を持っている人も多いのではないだろうか。ただ、飲食店経営はそう簡単にはいかない。移住までしたのに失敗したケースも見受けられる。今回、話を聞いた田中正道さん(仮名・35歳)も、カフェを開業して失敗した一人だ。しかし、どうも他の移住者とは勝手が違うようで……。
◆移住先である妻の故郷で理想のカフェが完成

「妻が都会の生活に疲れてしまい、東北にある某県に移住することになったんです。僕はそれまで広告代理店に務めていたのですが、移住するために会社を辞めて、脱サラして田舎でカフェを開くことに。移住先の県は妻の故郷。妻の実家が建設会社を経営していて裕福だったので、空き家だった戸建てを無償で貸してくれて。お金の心配をすることはありませんでした」

妻の出戻りに付き合う形で、東北地方へ移住することになった正道さん。夢だったカフェの開業に関しても、義理の父親が全面協力してくれたそうだ。

「妻の実家が経営している建設会社の敷地内に、カフェを作ってくれたんです。しかも、信じられないような格安で。ほとんど開業資金がいらない形だったので、機材や豆、家具にこだわって、自分の思い描いたカフェが完成しました。テレビの取材もあり、すぐにお客さんが来るようになったんです。そのころは、本当に移住してカフェを開店して良かったと思っていました」

◆年収は「会社員時代の5倍」に

ちなみに、正道さんがお店を開いたのは、まだコロナがはじまる7年前。お店がすぐに軌道に乗ったことで、1年後には2号店を作ることになるほど大盛況だったとか。

「地元の洋菓子店とコラボしてスイーツの販売をしたら、若いお客さんがドンドン来るようになった。利益も上がって、地元の銀行が資金提供するからと、別のエリアで2号店を作ることになったんです。持ち帰りのできるコーヒーやスイーツも増やすとおもしろいように売れて、年収は会社員時代の5倍になりました。2号店の借金も、すぐに返済できまして。ただ、会社経営もカフェの運営も素人なので勉強や交流会に参加する必要があり、まさに寝る間もないほどの忙しさ。バイトを雇って妻も手伝っていたのですが、人気がありすぎて、とにかく目が回るような毎日になりました」

◆妻が見知らぬ男とホテルに?

忙しいながらも、夢だったカフェ経営でいきなり成功して充実した移住ライフを送っていた正道さん。しかし、予想外のトラブルによって、すぐにお店の人気は急降下してしまうのです。

「ある時から、自分が勉強会などに参加している時に、妻があわせて外出するようになったんです。怪しいとは思いながら、忙しかったのもあって知らんぷりしていた。それに、要望に応えて移住した自分を裏切らないだろうという思いもあり、浮気はないと確信していました。ただ、現実はそう甘くはなく……。ある時、お店の常連さんからLINEが来て、妻が見知らぬ男とホテルに入っていくのを見たと言うんです。ご丁寧に、その常連さんは写真まで送ってくれました」

◆ダブル不倫が大っぴらになり、そこからは…

常連さんから提供された写真を見せ、妻を追求した正道さんでしたが……。

「カフェの経営で忙しくて、僕が妻の相手をしなくて寂しかったそうです。そんな時に、中学校の同窓会があって、不倫相手の男と久しぶりに再会して連絡を取り合ううちに肉体関係になったとか。相手も既婚者でダブル不倫状態だと、しれっと話すんです。妻は、仕事ばかりだった僕が悪いと言いたいようで、反省する様子もない。ムカつきはしましたが、とりあえずお店もあるので、不倫相手とは別れるように忠告して話し合いは終わったんです」

ひとまず、軌道に乗っているお店を優先して、妻の不倫は後回しにした正道さん。しかし、その判断が裏目に出ることになったとか。

「常連さんから妻の密会を報告された数日後、相手の男の妻にも不倫がバレたそうです。その奥さんはお店に乗り込んできて、妻を出せと大暴れした。その噂が広まってしまい、お店の信用はガタ落ちです。田舎なので不倫の話が広まるのは一瞬で、お店にはめっきりお客さんが来なくなった。しかも、運が悪いことにコロナも流行して、お店を満足に開けられなくなってしまった。オープンから2年ほどは絶好調だったのですが、お店が継続できるかわからない状況になりました」

◆不倫相手と義理の両親から「計2000万円」ぶんどった

妻の裏切りとコロナ禍の影響でカフェの経営がピンチになり、正道さんはある決意をしたそうだ。離婚したうえで、東京に戻って出直しを図る計画だ。

「もう、妻の不倫騒動も周囲に広まっているし、この土地で店をやるのは不可能だと感じました。そこで、妻と不倫相手の男には弁護士を通じて賠償金の請求をすることにした。妻には、300万円、不倫相手の男には風評被害でお店にも影響があったことを踏まえ、相場よりも高めの700万円を請求。そのうえで、お店の経営権は妻の両親に買い取ってもらうことに。結果として、不倫相手の男からは500万円を払わせ、妻の両親からは慰謝料と店の経営権で1500万円を勝ち取れました。現在は、離婚で得た2000万円を資金にして、都内近郊でカフェを開く計画を立てています。1からの出直しになりますが、カフェを経営していた時の人脈もありますし、次のお店も成功するように策を練っているところです」

田舎に移住したことで、ジェットコースターに乗ったような激動の数年間を送った正道さん。現在は、埼玉県の郊外に店舗を借りて、2025年の春には新しいお店をオープンする予定だとか。ぜひ新しいお店も、すぐに軌道に乗ることを願いたい。

<TEXT/高橋マナブ>

【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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