アーセナルが今冬の移籍市場でのストライカー補強を検討しているようだ。16日、イギリス紙『ミラー』やフランス紙『レキップ』が伝えている。
21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、ここまでの21試合を12勝7分2敗という成績で終え、1試合消化の少ない首位リヴァプールと暫定「4」ポイント差の2位につけている。逆転優勝へ向けて負けられない戦いが続くが、攻撃の主軸であるイングランド代表FWブカヨ・サカがハムストリングを負傷し戦線離脱。また、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは左ひざ前十字じん帯損傷により、今シーズン中の復帰は絶望的と見られている。
こうした状況を考慮し、アーセナルは今冬の移籍市場での戦力拡充を画策。チームを率いるミケル・アルテタ監督もアタッカーを補強する可能性について「我々は2人の大事な選手を失ったからね。ブカヨは3カ月離脱する可能性があり、ガビも長期間離脱することになる。必ずトライするつもりだし、積極的に探している」と明言している。
報道によると、アーセナルは以前から噂されていたストライカーの補強を今冬に実行する可能性があり、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュへの関心を強めているという。ポルトガル屈指の名門で得点量産中の26歳には8300万ポンド(約157億円)という契約解除金が設定されているが、アーセナルは今冬にこの額を支払う可能性があるとのこと。また、昨年夏の移籍市場で獲得を狙っていたライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコとの交渉を行なっているようだ。
また、ユヴェントス所属のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチのレンタルも選択肢の一つと報じられているが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、イタリアの名門がこの条件に応じるかは不透明であると指摘している。
果たしてアーセナルは今冬に新たなストライカーを獲得するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。