アーセナル、存在感増す18歳ルイス・スケリーに新契約を提示へ？…今季ここまで15試合出場

　アーセナルがU−19イングランド代表MFマイルズ・ルイス・スケリーとの契約延長を画策しているようだ。16日、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。

　2006年9月26日生まれで現在18歳のルイス・スケリーはアーセナルの下部組織出身。プレシーズンからトップチームに帯同していたが、負傷者が続出した影響で、昨年9月のプレミアリーグ第5節マンチェスター・シティ戦で公式戦デビューを飾った。中盤を本職としているものの、ここまでは左サイドバック（SB）を主戦場に公式戦15試合に出場している。

　ミケル・アルテタ監督が要求するSBの複雑な役割を卒なくこなし、日に日に存在感を高めているルイス・スケリー。2−1で勝利したプレミアリーグ第21節トッテナム戦後には、アルテタ監督が「信じられない。彼は驚異的だったと思う」と賛辞を送ったほか、イングランド代表MFデクラン・ライスも「恐ろしいよ。18歳の選手がなんの恐れも感じていないんだ」とコメントしていた。

　ロマーノ氏によると、アーセナルは今年中にルイス・スケリーと新たな長期契約を締結したいと考えているという。アルテタ監督をはじめとしたコーチングスタッフ陣は同選手の成長に満足しており、中長期的プロジェクトにおける重要人物と評価しているようだ。

　U−19イングランド代表MFイーサン・ヌワネリとともに、負傷者続出のアーセナルに現れた生え抜きの“新星”ルイス・スケリー。プレミアリーグ“逆転優勝”とクラブ史上初の欧州制覇を目指すシーズン後半戦でのパフォーマンスにも注目だ。