客から寄せられるクレームには、予想外で思わず吹き出してしまうものもあるようだ。「些細なクレームは多々ありました」と語る40代の男性は、以前「某チェーン店で店長」をしていた際、驚きのクレームを受けた。ある日、「鶏の唐揚げを持ち帰りした」客から一本の電話がかかってきた。(文:湊真智人)
電話口で「すごい勢いで怒る」客の声が
男性の店では、持ち帰り用の唐揚げは「天紙」と呼ばれる油を吸わせる紙を引いて提供していた。しかしその事を知らない様子の客は、まくしたてるようにこう言った。
「お客様は『今唐揚げを持ち帰りしたら紙が入っていた!それを食べてしまったじゃないか!私はヤギか!』と凄い勢いで怒ってきました」
その客は紙ごと唐揚げを食べてしまったようだ。その口調は、異物混入と言わんばかりの勢いである。
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あまりに予想外なクレームに、男性も笑いがこみあげてきたようだ。
「ヤギと聞いて笑ってしまいそうになりましたが、天紙が異物では無い事を丁寧に説明し納得?はしていなかったかもしれませんが、特にこちらが何か保証する事も無くおわりました」
なんとか笑いをこらえて事情を説明し、事なきを得た。商品について意見を伝えるのはいいとして、電話する前に一旦冷静に考えることが大切かもしれない。
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