マンU、新スタ建設なら英国経済に約1.3兆円の効果? “夢の劇場”改築案と比較検討中

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2025年01月18日 15:07  サッカーキング

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サッカーキング

[写真]=Getty Images
 マンチェスター・ユナイテッドが新スタジアムを建設した場合、イギリス経済に大きな効果を生み出すことが期待されているようだ。17日にイギリスメディア『BBC』が報じた。

 マンチェスター・ユナイテッドは1910年から『オールド・トラッフォード』を本拠地とし、増改築を繰り返した現在の収容人数は「7万4310人」。数々の名場面が生まれた“夢の劇場”だが、近年はスタジアムの老朽化による観戦体験の低下が指摘されており、現スタジアムの改築、または新スタジアムの建設が検討されている。

 改築の場合は新築よりもコストが抑えられ、収容人数は「8万7000人」まで増やすことが可能。しかし、工事中はスタジアムの一部閉鎖などによる集客力の低下が見込まれる。

 一方の新築案には、10万人を収容するスタジアム建設のほか、5000戸の新規住宅建設を含む周辺地域の再開発計画が含まれている。莫大なコストがかかるが、建設中も現スタジアムで試合開催可能となり、かつ建設後の大きな経済効果が見込まれている。

 マンチェスター・ユナイテッドのスタジアムについて検討するタスクフォースは、新スタジアムは「英国史上最大規模の再生プロジェクト」の触媒としての機能を果たすだろうと説明。実現可能性調査によると、新築案は「英国経済に73億ポンド(約1兆3870億円)の付加価値と9万人以上の雇用機会」をもたらすことが期待されているという。

 なお、昨年11月にはマンチェスター・ユナイテッドのシーズンチケット所有者5万人以上を対象としたアンケート調査が行われ、半数以上が新スタジアムの建設を希望しているという。

 マンチェスター・ユナイテッドは2025年半ばまでには決断を下すと見られている。

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