【ラグビー】「簡単な決定」BR東京ペレナラがプロ初10番でフル出場…HCが起用の裏側明かす

0

2025年01月18日 16:25  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

東京ベイ戦にSOで先発したBR東京のTJ・ペレナラ(中央)(撮影・松本航)

<ラグビー・リーグワン1部:東京ベイ26−18BR東京>◇第5節◇18日◇東京・スピアーズえどりくフィールド◇観衆4484人



リコーブラックラムズ東京(BR東京)加入1季目で元ニュージーランド代表のTJ・ペレナラ(32)が、SOでフル出場した。


本職はSH。途中出場でSOをこなすことはあったが、先発で司令塔を担うのはプロキャリアで初めてだったという。ゲーム主将を務め、前半12分には先制トライ。それでも2季ぶり優勝を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)相手の白星には至らず「前半の規律は残念だった。でも、たくさんいいこともやれている。1勝4敗だが、4敗している中で勝つチャンスはあった。努力を続けた上で勝ちたい」と第6節以降を見据えた。


ペレナラのSO起用の裏には故障者の影響があった。それでも本職SOで明治大出身の伊藤耕太郎(23)を継続してFBで起用。タンバイ・マットソン・ヘッドコーチ(HC)は「耕太郎もいい10番だが、バックスリーを動かしたくなく、安定させたかった。TJもワールドクラスの競技者、ゲームドライバー。SOの経験もすごくあり、簡単な決定でした」と振り返った。試合後の記者会見で隣に座ったペレナラは「鍵は全員が試合に入りやすいようにすること。素晴らしい選手に囲まれ、やりやすかったです」とほほえんだ。


この日は前半を15−11で折り返したが、ペレナラが敗因に挙げたように前半でペナルティーが7つあった。相手の元オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー(35)の2PGで6失点した。


今季は第2節で東京サントリーサンゴリアス(東京SG)に勝利したが、1勝4敗で12チーム中暫定10位。マットソンHCは「今日も(防御ライン)裏にキックを入れられたことに苦しめられた。(次戦までの)フォーカスになると思います」とし、2月1日に控える次節のコベルコ神戸スティーラーズ戦(神戸ユニバー)を見据えた。【松本航】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定