【バスケ】B1仙台ヤン・ジェミンがクラブ初のオールスター本戦出場「看板を背負って」

B1仙台89ERSのヤン・ジェミン（25）が、19日に行われるBリーグオールスターにB・WHITEの一員として出場する。昨季までASIA ALL STARSに3大会連続で選出（21−22年シーズンは新型コロナウイルスの影響で中止）。4大会目にして初の本戦出場となった。Bリーグ開幕以来、クラブから初となる本戦出場。仙台の看板を背負うと意気込んだ。

悲願の本戦だ。もちろん、これまでの選出も「非常にいい経験になりましたし、選ばれることは光栄でした」。だがその中で、メインイベントに出場したい思いを持ち続けていた。「今回出られてうれしく思っています」と笑顔だ。

出場そのものも楽しみだが、なかでも旧友との対戦を心待ちにしている。相手のB・BLACKには、一昨季にB1宇都宮でともにプレーした比江島慎（34）や遠藤祐亮（35）、B1信州（現B2）で2年ともに戦ったジョシュ・ホーキンソン（29）がいる。特に、ホーキンソンには韓国から日本に来たばかりの時に支えられた。「当時は彼（ホーキンソン）もまだ若かったですし、自分も若くて、まだまだ日本にアジャストするというところで苦労していた。彼はコート外でも、いつも迎えに来てくれたり毎日一緒にご飯、連れて行ってくれたり…。非常に助けてもらった選手です。本当にいろいろな思い出があるので、彼とマッチアップするのが非常に楽しみです」。友人とともにお祭りを楽しむつもりだ。

もちろんブースターを楽しませることも忘れない。「日本を代表する選手や、いわゆるビッグクラブの選手の方々も多数出ている中で、今回初めて本戦に仙台から出場する。その『仙台89ERS』という看板を背負って、特にナイナーズのファンの方々に喜んでいただけるようなプレーをしたいです」。1年に1度のお祭りで、支えてくれるファンと楽しさを共有する。【浜本神威】