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<ラグビー全国女子選手権:東京山九41−13九州・ながと合同>◇18日◇準決勝◇東京・スピアーズえどりくフィールド◇観衆452人
東京山九フェニックス(関東1位)が3連覇に王手をかけた。
九州・ながと合同(関西2位)から計7トライを挙げ、2月2日の決勝(東京・秩父宮ラグビー場)に進出。1月19日に行われるパールズ(関西1位)−横浜TKM(関東2位)の勝者と、日本一の座を争う。
女王が地力の高さを示した。
前半を19−6で折り返すと、後半3分に24年パリ五輪(オリンピック)7人制代表の相手フランカー中村知春(36)にトライを許し、ゴール成功でリードは6点。それでも同7分、15人制日本代表ロックの佐藤優奈主将(26)がラック際を突いたトライで引き離した。同13分にはパリ五輪7人制代表のWTB奥野(旧姓原)わか花(わかば、25)がトライ。左大外を駆け抜けた奥野は「まずはしっかりと全国大会で優勝して(7人制の太陽生命シリーズでも)総合優勝を目指して勝ちにいきたいです」と意気込んだ。
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今大会は24年夏のパリ五輪で過去最高9位となった7人制日本代表「サクラセブンズ」のメンバーが数多く出場。15人制日本代表「サクラフィフティーン」は8月開幕のW杯イングランド大会を控えている。W杯で主力としての活躍が期待されるCTB古田真菜(27)は「キャリー、パス、キック…といういろいろなオプションで(相手の)脅威になる選手になりたい。もう少しレベルアップしていきたい」と成長を誓った。
この日はリーグワンとの初併催。第5節クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)−リコーブラックラムズ東京(BR東京)の試合後に組み込まれた。九州・ながと合同のフランカー中村は「協会、リーグワンの皆さんも女子を盛り上げようとしてくださっている労力を感じますし、非常にありがたいです。一選手が頑張るのはもちろんですが、届かないものもある。皆さんに目を向けていただくきっかけをつくってもらい、感謝しています」。女子ラグビー界をけん引する1人として、認知度向上や発展を願った。【松本航】
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