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<全国高校柔道選手権新潟大会>◇18日◇男女団体戦◇新潟市鳥屋野総合体育館
女子団体は新潟第一が3連覇した。決勝は開志国際に2−1で競り勝った。立役者は、この試合で初めて団体戦に出場した先鋒(せんぽう)の長谷川美波(1年)。試合中盤に大外刈りで技ありを奪って優勢勝ちし、流れを引き寄せた。
殊勲の1勝を挙げた直後、長谷川はベンチの丸山剛広監督(44)に駆け寄り号泣した。「自分が負けたら後ろの先輩に迷惑がかかる。勝つしか選択肢がなかった」。続く中堅戦、横田葵(2年)が技ありの優勢勝ちで決着。プレッシャーをはねのけた1年生の白星がチームを勢いづけた。
長谷川は「大会前は得意の大外刈りばかり練習していた」と言う。対戦相手の開志国際・桜井ことみ(1年)には個人戦3連敗中。苦手の難敵に大技狙いが功を奏した。大一番で切り込み役に抜てきした丸山監督は「3分間、どこかで1度かかってくれれば。それが出た」。全国大会を前に、ポイントゲッター候補が芽を出した。
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