プレミアリーグ第22節が18日に行われ、リヴァプールは敵地でブレントフォードと対戦した。
前節終了時点で14勝5分1敗の成績を残し、勝ち点「47」を積み上げて首位を走るリヴァプール。現在リーグ戦では2試合連続でドローが続いているなか、今節は8勝4分9敗の勝ち点「28」で11位につけるブレントフォードの本拠地に乗り込む。リヴァプールに所属する遠藤航はベンチから出番を待つ。
試合は序盤からリヴァプールが主導権を握り、コーディ・ガクポ、ルイス・ディアス、そしてモハメド・サラーの強力3トップが幾度となくゴールに迫るが、仕留めることはできずに前半を終える。後半へ入ってからも様相は大きくは変わらなかったが、ブレントフォードはブライアン・ムベウモやヨアヌ・ウィサらを活かした鋭い攻撃で徐々にチャンスを増やす。もちろん、リヴァプールも大量のシュートを放ったが、なかなか均衡は破れない。
それでも、試合はスコアレスのままでは終わらなかった。後半アディショナルタイム、リヴァプールは敵陣でのクリアボール回収から、ハーヴェイ・エリオットとのパス交換でトレント・アレクサンダー・アーノルドが右サイド内側のスペースを突破。1度目の折り返しは阻まれたものの、再びセカンドボールを中央へ送ると、最後はダルウィン・ヌニェスが右足で仕留める。土壇場の一撃で、リヴァプールが先手を取った。
このゴールで“ケチャップの蓋が空いた”ヌニェスは、この直後にも追加点。リスクを承知で前がかりになったブレントフォードに対して、リヴァプールがカウンターで前へ出ると、フェデリコ・キエーザ、エリオットと繋ぎ、最後はファーストタッチでうまく相手をかわしたヌニェスが、右足で豪快な一撃を叩き込む。怒涛の2ゴールでリヴァプールが勝利を決定付けた。
試合はこのままタイムアップ。リヴァプールはプレミアリーグ3試合連続のドローがチラつくような展開となったが、背番号9が大仕事をやってのけ、3試合ぶりの白星を手にした。ブレントフォードとしては3試合ぶりの黒星。なお、遠藤に出番はなかった。
この後、リヴァプールは21日にチャンピオンズリーグ(CL)でリールと対戦する。一方、ブレントフォードは次節のプレミアリーグで鎌田大地が所属するクリスタル・パレスの本拠地に乗り込む。
【スコア】
ブレントフォード 0−2 リヴァプール
【得点者】
0−1 90+1分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)
0−2 90+3分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)