ドローが続いたユヴェントス、セリエAで4試合ぶり白星! 新体制無敗のミランを2発撃破

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2025年01月19日 04:16  サッカーキング

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バングーラが先制弾 [写真]=Getty Images
 セリエA第21節が18日に行われ、ユヴェントスとミランが対戦した。

 チアゴ・モッタ監督が率いるユヴェントスは、セリエAでは前節終了時点で無敗を維持しているものの、成績の内訳は7勝13分と圧倒的にドローの数が多い。現在も3試合連続で引き分けが続いており、勝ち点「34」で5位につけてはいるが、上位3チームとのポイント差は徐々に広がり始めている。

 対するミランは、今夏にパウロ・フォンセカ監督を迎え入れたものの、序盤から不安定な戦いが続いたことで、昨年30日には同監督の解任を決断。同日付で、昨季限りでポルトの指揮官を退任していたセルジオ・コンセイソン新監督が就任していた。同監督の下、サウジアラビアで開催されたスーペルコッパ・イタリアーナでは優勝を達成。新体制では公式戦4試合を戦って3勝1分と好スタートを切った。

 そんなイタリアを代表する名門同士のゲームは、前半はからスリリングな攻防戦が繰り広げられる。ユヴェントスは7分、ボックス左の位置で顔を上げたサミュエル・バングーラが右足でコントロールショットを狙うも、ここはわずかにクロスバーの上へ。対するミランも10分、タイアニ・ラインデルスからのスルーパスでユヌス・ムサがボックス左へ侵入し、中央への折り返しをラファエル・レオンが狙ったが、ここはブロックされる。

 ミランは19分、テオ・エルナンデスの蹴った右コーナーキックから、マイナスの位置でフリーになったラインデルスがフリーになるも、仕留め切ることはできず。27分には左サイドを破ったテオの折り返しを、ファーサイドで待っていたR・レオンが右足で合わせるも、GKミケーレ・ディ・グレゴーリオが立ちはだかる。

 ユヴェントスも負けてはいない。36分、フェデリコ・ガッティの縦パスをニコラス・ゴンサレスが落とし、アンドレア・カンビアーゾがスペースを前進。相手を引き付けて右へ渡すと、待っていたケナン・ユルディズが右足を振り抜くも、シュートはGKマイク・メニャンに阻まれる。前半は両チーム悪くないチャンスを作り出しながら、スコアレスで終了した。

 後半へ入ると、序盤の59分に均衡が破れる。右サイドで起点を作ったトゥーン・コープマイネルスが中央へ付けると、ケフラン・テュラムの落としを受けたN・ゴンサレスが左へ展開。フリーになったバングーラが右足を振り抜くと、シュートはディフレクションの末にゴールに吸い込まれ、ユヴェントスが先手を取った。

 勢いに乗るユヴェントスは続く64分、バングーラのボール奪取から、テュラムがセカンドボールを拾って前へ持ち運び、スルーパスを供給。反応したティモシー・ウェアはフィカヨ・トモリとの1対1でうまくシュートコースを作り、左足で流し込む。後半頭からピッチに送り出されたウェアが起用に応え、ユヴェントスがリードを広げた。

 試合はこのままタイムアップ。ユヴェントスがミランを2−0で破り、セリエAで4試合ぶりの白星を飾った。セリエAにおけるホームでの勝利は昨年11月9日のトリノ戦以来となっている。一方で、ミランはコンセイソン新体制で初黒星を喫した。

 この後、両チームはチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節の戦いが控えている。ユヴェントスは21日に敵地でクラブ・ブルッヘと、ミランは22日にホームでジローナと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 2−0 ミラン

【得点者】
1−0 59分 サミュエル・バングーラ(ユヴェントス)
2−0 64分 ティモシー・ウェア(ユヴェントス)

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