ラ・リーガ第20節が18日に行われ、バルセロナは敵地でヘタフェと対戦した。
バルセロナは前節終了時点で12勝2分5敗の成績を残し、勝ち点「38」で3位につける。ハンジ・フリック監督が就任した今季、ラ・リーガ開幕7連勝と好スタートを切っており、一時は首位を独走していたが、昨年11月から12月にかけての7試合でわずか1勝と急ブレーキ。現在はラ・リーガ2連敗中で、2025年のラ・リーガ初陣で悪い流れをストップしたい。
そんな今節で相まみえるのは、“難敵”と称するに値するヘタフェ。ホセ・ボルダラス監督率いるチームは4勝7分8敗の成績で勝ち点「19」を獲得しており、現在15位と残留争いに巻き込まれているが、ホームでのバルセロナ戦はすこぶる強い。ラ・リーガにおけるホームゲーム過去4試合は1勝3分と負けなしで、バルセロナは1度もゴールネットを揺らすことができておらず、同試合でも勝ち点をもぎ取るチャンスは十分にある。
ミッドウィークのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦ではともに勝利しており、両者勢いに乗るなかで迎えたゲームは、戦前の予想通り、序盤からバルセロナがボールを保持する構図。ただし、ヘタフェも中央で強固なブロックを組み、バルセロナ攻撃陣に自由を与えない。
そんな状況下でも、先手を取ったのはバルセロナだった。9分、ペナルティエリア手前左寄りの位置で顔を上げたペドリが絶妙なスルーパスを通すと、抜け出したジュール・クンデがワントラップから狙う。最初のシュートはGKダビド・ソリアに阻まれるも、こぼれ球を自ら沈め、バルセロナが先制に成功。『コリセアム・アルフォンソ・ペレス』で2019年9月以来の得点を記録した。
このゴールで勢いに乗ったバルセロナは、アレハンドロ・バルデ、ガビ、ハフィーニャらがゴールに迫る場面を作るも、追加点は奪えない。するとヘタフェも34分に反撃。敵陣右サイドでボールを持ったカルレス・アレニャがスルーパスを送ると、内側のスペースを駆け上がったルイス・ミジャがダイレクトで折り返す。ここはブロックされたものの、こぼれ球を拾ったアレニャが左足でクロスボールを送り、ファーサイドで待っていたコバ・ダコスタがダイレクトでボレーシュート。こぼれ球をマウロ・アランバリが押し込み、試合を振り出しに戻した。
1−1で後半へ折り返してからも、試合の構図は大きくは変わらない。ボールを握って押し込むバルセロナと、守備を固めるヘタフェという構図で時計の針が進む。バルセロナはラミン・ヤマルやハフィーニャが中心となってゴールに迫るが、なかなかこじ開けることができない。
終盤に差し掛かった80分には、ペナルティエリア手前でペドリからのパスを受けたフレンキー・デ・ヨングがミドルシュートを放ったが、枠を捉えた強烈な一撃はGKソリアに弾き出される。83分には右サイドで顔を上げたヤマルからのクロスボールで、ハフィーニャが背後を取ったものの、シュートはジャストミートできずに枠の外。
後半アディショナルタイムにはヘタフェの時間稼ぎにフラストレーションを溜める場面も見られ、バルセロナはなかなか思うように試合を進められない。最終的にこれ以上のゴールは生まれず、試合はタイムアップ。バルセロナはまたもヘタフェのホームで勝てず、スーペルコパ・デ・エスパーニャではタイトルを獲得していたものの、ラ・リーガでは4試合未勝利となった。
この後、バルセロナは21日にチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節でベンフィカの本拠地に乗り込む。一方で、ヘタフェは26日に次節のラ・リーガで、久保建英が所属するレアル・ソシエダの敵地で対戦する。
【スコア】
ヘタフェ 1−1 バルセロナ
【得点者】
0−1 9分 ジュール・クンデ(バルセロナ)
1−1 34分 マウロ・アランバリ(ヘタフェ)
【ゴール動画】バルサ、ヘタフェに追いつかれドロー
ペドリの絶妙なスルーパスに
反応したクンデ⚽️
公式戦2試合連続ゴール👏
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ファーストチャンスをモノにした💪
アランバーリがこぼれ球に反応し
同点に追いつく⚽️
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