今回は障害年金を受け取っている人が厚生年金に加入した場合についてです。
Q:障害基礎年金を受け取っています。今支払っている厚生年金は、将来もらえる年金に上乗せされるのでしょうか?
「1981年12月生まれの女性です。7年前ぐらいから障害基礎年金を受け取っています。当時、国民年金だったため、障害厚生年金は受け取っていません。今現在、社会保険に加入して厚生年金保険料を支払っています。その場合、老後プラスしてもらえるのでしょうか?」(もこさん)A:今支払っている厚生年金保険料は、月収等や加入期間等に応じて65歳以降の老齢厚生年金の金額に反映されます
相談者「もこ」さんは障害基礎年金を受給しているようですが、同時に厚生年金保険料も支払っているとのこと。今支払っている厚生年金保険料は、月収等や加入期間等に応じて65歳以降の老齢厚生年金の金額に反映されます。今後の年金としては、「もこ」さんが65歳以降も一定の障害状態にあると認定されれば「障害基礎年金」を受給することができます。その場合、65歳以降は「障害基礎年金と老齢厚生年金」の組み合わせ、または「老齢基礎年金と老齢厚生年金」の組み合わせのどちらかを選択することになります。
文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)
銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
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