今年初の“オチナカコンビ”、同学年の71歳、落合博満さんと中畑清さんが19日のサンデーモーニングに生出演。今回も多くの裏話や思い出話が披露された。
【写真を見る】落合博満さん&中畑清さん 今年最初の“オチナカコンビ”登場!髭の話、伝説の一戦の裏側、自主トレのあり方など面白トーク満載
スタジオに入ってまず膳場貴子キャスター(49)から「お顔がすっきりされましたね」と指摘された落合さん。サンタクロースに扮してお孫さんとクリスマスを祝うために伸ばし続けた髭を「目標は達成しました」と一気に剃り落としての出演。“相棒”中畑さんから「サンタの扮装とか絶対やらない人なのに、孫のためにそこまでやるんだね」「髭を剃って可愛くなったでしょ?」と突っ込まれて笑顔を見せた。
佐々木朗希(23)のメジャー移籍については共に「体力的に1年目からどれだけの成績を残せるか」(落合さん)「日本でも規定投球回に達したことがない。メジャーの厳しい世界に入って1年間持つのかな」(中畑さん)と不安視する一方で「期待はしていますよ」と声を揃えた。
16日に野球殿堂入りが発表された元中日・岩瀬仁紀さん(50)について、落合さんが“伝説の一戦”の裏話を披露。2005年の日本シリーズ第5戦。勝てば日本一の試合で先発・山井大介が8回までパーフェクト。完全試合達成目前の9回、球場全体に“山井コール”が響き渡る中で、落合監督がマウンドに送ったのが、守護神の岩瀬だった。山井の後を受けた岩瀬は9回を三者凡退に抑え、継投での完全試合と日本一を達成した。
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落合さんは「あれは山井が『もう無理です』って言わなければ悩みましたよ。山井が『岩瀬さんに代えてください』って言ってきたから代えやすかった」と、テレビではあまり語られていなかった裏話を明かし、「当時、山井は賞賛された。岩瀬があのプレッシャーの中で成し遂げたことを誰も取り上げてくれなかった。あそこで一番キツいのは岩瀬なんです」と改めて守護神を絶賛。中畑さんも「よく代えたよね」と感心しきりだった。
ちなみに、落合さんは11年に殿堂入りしているが中畑さんは未加入。投票権を持っている落合さんに「昔は10票くらい入ったんだけどねぇ…オチも俺に入れてよ〜」とアピールしていた。
プロ野球の自主トレは、今が真っただ中。放送では護摩行、寒行、ゴルフボールでの練習、キックボクシングなどを用いたトレーニングを紹介した。落合さんは変わり種の自主トレについて「何かの目的を持ってやっていることについては、必ず自分のプレーに役立つ」と肯定的。落合さんが現役時代に行っていたのは、どちらかというと“正統派”とも言える水中での歩行トレーニング。「45歳まで(現役を)やったっていうことは効果があったんだろうと思います」と振り返った。
一方の中畑さんは“異色系”。1989年の自主トレーニングではヨガを導入。白目をむきながら舌を出す“ライオンのポーズ”の模様を紹介した。
「こんな映像しかなかったの?」と笑う中畑さん。落合さんから「今になれば『なんでこんなことやったんだ』って思うでしょ?」と珍しく突っ込まれると、「思うけど、でもその時は真剣に目的があって。そのための方法と言われれば、一生懸命やりましたよ」とひと言。落合さんも「そうそう」と納得の表情でうなずいた。
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今回も息ぴったりの掛け合いを見せてくれた2人。帰り際の中畑さんに「さすがのコンビ芸ですね」と声をかけると「コンビ芸って言わないでくれる?」と言いながら笑顔でエレベータに乗り込んだ。月1回出演予定の“オチナカコンビ”に、来月もこうご期待。