チャンピオンシップ第27節が19日に行われ、日本代表MF田中碧が所属するリーズはシェフィールド・ウェンズデイと対戦した。
15勝8分3敗・勝ち点「53」の成績でチャンピオンシップ首位を走り、プレミアリーグ復帰が現実味を帯びてきたリーズ。今シーズンより加入した田中はここまでリーグ戦23試合に出場し、中盤の主軸として存在感を放っている。ハル・シティと対戦した前節は豪快なミドルシュートでネットを揺らし、待望の加入後初ゴールを奪った。3試合ぶりの白星を目指す今節はホームにシェフィールド・ウェンズデイを迎える。
開始早々の3分に試合が動く。左に開いてボールを受けたジョー・ロズウェルがカットインから長いスルーパスを送ると、これに2列目からブレンデン・アーロンソンが反応。一度は相手GKに阻まれるも、こぼれ球をマノー・ソロモンが押し込み、リーズが先制に成功した。その後は互いにチャンスを作るも、守備陣の粘り強い対応もありネットは揺れず。前半は1−0で終了した。
後半は1点を追うシェフィールド・ウェンズデイが圧力を強めるも、リーズは集中した守備で得点を与えず。すると88分、右からの折り返しを収めたラージー・ラマザニが反転から左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール右下隅に吸い込まれ、リードを2点に広げた。
さらに試合終了間際の90+6分、ボックス手前中央で右CKのこぼれ球を拾ったラマザニがボレーシュートを放つと、ゴール前の田中がこれに反応。咄嗟に左足のヒールでシュートコースを変え、ダメ押しの3点目を奪った。田中は2試合連続ゴールとなっている。
試合はこのまま3−0で終了し、3試合ぶりの白星を飾ったリーズが首位の座をキープした。リーズは現地時間22日に行われる次節でホームにノリッジを迎える。
【スコア】
リーズ 3−0 シェフィールド・ウェンズデイ
【得点者】
1−0 3分 マノー・ソロモン(リーズ)
2−0 88分 ラージー・ラマザニ(リーズ)
3−0 90+6分 田中碧(リーズ)
【ハイライト動画】田中碧がヒール弾で2戦連発! リーズは3発完勝