【AI予想・AJCC】前走4角でのポジショニングに明確な傾向あり! 波乱を示唆する人工知能の本命候補

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2025年01月20日 19:00  netkeiba

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AJCCに出走予定のボーンディスウェイ(撮影:下野雄規)
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日に小倉牝馬ステークス(GIII)、日曜日にアメリカジョッキークラブカップ(GII、以下AJCC)とプロキオンステークス(GII)が行われます。その中から中山競馬場で行われるAJCCを取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年のAJCCでの前走4角での位置別成績を見ていきます。過去10年のAJCCでは前走4角で10番手以内の馬が8勝2着10回3着9回と圧倒しています。過去10年のAJCCで3着以内に好走したのは全て4角10番手以内の馬となっていますので、前走でAJCCの好走パターンに当てはまるような競馬をしている馬に分があると言えそうです。

 一方、前走4角で11番手以下の馬は35頭が該当し1勝3着1回と苦戦しています。馬券に絡んだのは16年ショウナンバッハ(3着)と17年タンタアレグリア(1着)。この2頭は前走で上がり最速を記録しており、末脚の威力を十分に示す走りを見せていました。前走4角で11番手以下の馬については、その前走での上がり順位に注目して取捨を決めた方がいいかもしれません。

 続いては、過去10年のAJCCにおける所属別成績を見ていきます。過去10年のAJCCでは関東馬が6勝2着6回3着8回と活躍しており、4勝2着4回3着2回の関西馬を上回る成績を残しています。過去10年のAJCCを見ると、関西では前週に日経新春杯(GII)が開催されていますので、このあたりも関東馬が良績を残す要因と言えるかもしれません。

 また、関西馬で馬券に絡んだ10頭の内、9頭が5番人気以内の支持を集めていました。人気になるのは実績や近況などに優れた点がある証拠と言えますし、関西馬についてはこれまでの実績や近況で好調な成績を残しているかどうかがポイントのひとつになりそうです。

 それでは早速ですが、今週のAJCCでAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆波乱を示唆する人工知能

ボーンディスウェイ

 前走の中山金杯(GIII)では差し馬が上位に来る流れを3番手追走から3着に入線。8番人気での好走でしたが、展開に恵まれたわけではありませんしフロックではなさそうです。そんな厳しい展開ながらも勝ち馬とは0秒3差と大きく負けていませんし、能力の高さは十分に示す内容だったと言えそうです。

 前走に引き続き中山での出走となりますが、中山では全5勝中3勝を挙げているように得意としているコースです。また、重賞でも前走の中山金杯3着や22年の弥生賞(GII)での3着など好走実績も十分です。今回は2200mに距離は延びますが、父は距離延長で強さを見せる産駒が多いハーツクライですので、血統背景から距離への不安は感じられませんし、ここも上位争いのチャンスがあるのではないでしょうか。

アラタ

 前走の福島記念(GIII)はスタートから行き脚がつかずに後方からの競馬。3コーナー過ぎから徐々に前へと進出し、4コーナーでは先団を射程圏に入れるほどの位置。直線に入ると大外から豪快に伸びて、2着に1馬身差をつけて快勝し重賞初制覇を達成。

 その前走はトップハンデを背負っての勝利で、着差以上に強さを感じさせる走り。今年で8歳となるベテランですが、年齢を重ねてついに素質が開花したのではと思わせる走りでもありました。今回は前走よりもメンバーレベルは上がりますが、前走で見せた末脚を活かせるような流れになれば上位争いに加わって不思議はなさそうです。

チャックネイト

 昨年のAJCCでは先団追走から先に抜け出した2着馬をゴール前で捕らえて重賞初制覇を達成。芝2200mでは6戦3勝2着1回3着2回と複勝率100%ですし、この特殊な距離に高い適性があるのは言うまでもないでしょう。近3走は結果を残せていませんが、今回は実績十分の距離になりますし、変わり身は十分に期待できます。

 また、今回の鞍上に予定されているキング騎手は本馬を管理する堀厩舎の馬で良績を残しているのも注目ポイントと言えそうです。キング騎手と堀厩舎の芝での成績は27レースで7勝2着2回3着2回。勝率25.9%、複勝率40.7%と優秀。さらに単勝回収率は256.2%と驚異的な数値となっていますので、今回もこのコンビには注目したいところです。

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