ママスタ園バスや親の送迎があった幼稚園や保育園とは異なり、小学校に入学するとたいてい子どもたちだけで小学校に登校します。その際に近くに住む子どもたちが集まって集団登校することもありますよね。ママスタコミュニティにも「登校班、迎えにきてと言われた」というタイトルでこんな投稿が寄せられました。投稿者さんは小学校1年生のママ。同じ登校班にいる小学校2年生の子どもの保護者から、「〇〇日から働き出すから登校班出発前に迎えにきてほしい」と言われたんだとか。
『意味がわからない。その負担を登校班の小学生にさせるの？ 集合場所で出発時刻までなら待つけど、家にまで迎えに行くとかあり？ まだ通り道に家があるならピンポーンと簡単にできるけど、どこに家があるかも知らないし聞かなかった。「集合場所に間に合わなかったら一人で学校に行かなきゃいけない〜」とか言っていたけど、間に合うように出るものだと思う。そもそも私班長でもないのよ。たまたま今日ついて行っただけで。行かなかったら子どもたちに「迎えにきてね」と頼むつもりだったのかな』
たまたま今日登校班について行ったという投稿者さん。そのときに該当の保護者から「これから仕事で集合時間に間に合わないから、自宅まで迎えにきてほしい」とお願いされたんだとか。わざわざその子の家まで迎えに行かせようとしているその保護者に、投稿者さんは疑問を感じた様子。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
一日だけならまだしも「これから毎日よろしく」はありえない！
『厚かましいよ。集合場所にこいって』
『一日だけどうしてもってお願いかと思ったら、今後毎日なんてありえない 』
非常識なその保護者に対して、ママたちからも「ありえない」という批判の声が殺到していた今回の投稿。たとえば急な用事や親の病気などで「この日だけお願いします」と緊急事態でのお願いであれば、投稿者さんもなんとか対応したかもしれません。しかし今回の保護者はまるで当たり前かのように投稿者さんに頼んできているので、厚かましさや図々しさを感じてしまいますよね。
『2年生ならもう1人で行けると思うけどな。登校班の待ち合わせ場所へ行くことすら無理ならなんらかの問題があるんでしょうし、親が学校に連れて行けばいい。関わらないほうがいいよ』
またその子どもは小学校2年生ということですから、1人で集合場所まで行けるのでは？ という意見も寄せられていました。集合場所までは親の付き添いがあっても、すでに1年以上は登校班で歩いて学校まで行っていたわけですから、そろそろ慣れてきたのではないでしょうか。
「あなたが送って行ったらいいのでは」と言っちゃっていい
『「その時間帯で働くのが間違いなんじゃないの？」としれっと言えばいいさ』
『「みんな集合場所で待っているよ？」でいい。個人の都合は知らん。ごちゃごちゃ言うなら「集団登校は強制じゃないし、あなたが学校に送って行ったらいいんじゃないですか」で』
『「うちの子も遅刻したりするし、そんなときにいちいち朝そちらにお迎え行けません」とか、「連絡できないし、責任を持てないから無理です」でいいんじゃない？』
「〇〇日から働き出すから、登校班出発前に迎えにきてほしい」とその保護者から言われて戸惑った投稿者さん。どのように返事をしたのかはわかりませんでしたが、ママたちからはキッパリと断るべきという意見が圧倒的でした。理路整然と自宅まで迎えに行って集合場所まで連れて行けない理由を伝えることで、相手に諦めさせるという手段もあるでしょう。
責任とれない。「ファミサポや学校に相談したら？」が無難
『ファミサポを教えてあげたら？』
『なし。誰かにそれをしてしまうと、他の子にもしなくてはいけないから。「子どもが小1で何かあっても責任とれないし、個人で勝手にそんなことはできない」と言って断る』
『断ったほうがいい。やりだすとそれが当たり前になって行けない日があると文句を言われる。家庭内で解決するように言ったほうがいいよ』
『登校班って各自の通学路や安全面を考慮して学校が決めるものだよね。「通り道でもないのに個人で勝手に通学路を変えるって問題かもしれないから、一度学校に相談したほうがいいかも」と言ってみたら？ 学校は「では〇〇の子に任せます」とは絶対に言わないだろうから』
登校班のルールはその学校や地域などによってもさまざまでしょう。しかし集合場所や登校ルートなどは学校が決めているものであって、それを一つの家庭の身勝手な事情で変えることは当然ながらNGでしょう。その子の家まで誰かが迎えに行った際に事故などがあれば、誰が責任を取るのかという話にも繋がってしまいます。ましてや投稿者さんのお子さんは小学校1年生ですから、堂々と「うちはできませんし、やりません」と断っていいでしょう。
ただその保護者は投稿者さんのお子さんだけでなく、他のお子さんにも頼む可能性があります。誰かが断り切れずに引き受けてしまえば、同じ登校班である投稿者さんのお子さんにも何かしら影響があるかもしれません。そのため今回の件を学校側に相談をすることを推奨しているママもいました。この他にもファミリーサポートや家庭内などで解決するように促すべきという指摘も。非常識なお願いをしてきた保護者にモヤモヤを抱えていた投稿者さん。本人に理由を伝えて断っても理解できない様子であれば、お子さんを守るためにも学校側に相談する方向性も検討していいかもしれませんね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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