これまでこの時期に行われていた愛知杯と同じ位置付けで行われる小倉牝馬S。距離や牝馬限定のハンデ戦ということも同じなので、データは愛知杯のものを分析したい。15年までは1月ではなく、暮れの中京で開催されていたので、16年以降の過去9回のデータで分析していきたい。また、競馬場も中京と小倉が混じっているが、このレースの立ち位置としての分析を行う。
1.前走は重賞組が強い
ハンデ戦という性格上、今回が昇級初戦の馬からも勝ち馬は出ているが、過去9回中、前走重賞組が[6-5-4-61]と強い。GIIからの好走馬はいないが、GIII・GIは共に3勝を挙げている。
2.距離短縮馬に妙味あり
前走が同距離の馬が[5-1-4-43]と過半数の5勝を挙げていて、もちろんこのローテーションも買いなのだが、馬券としては[2-4-3-23]で単勝回収率139%、複勝回収率126%と、今回が距離短縮の馬に妙味がある。
3.前走が重賞で5着以下に負けた馬
前走が重賞だった馬が強いのは先述の通りだが、その中でも5着以下に負けた馬については、GIIIで[3-1-1-20]の単勝回収率232%、GIで[2-2-3-23]で単勝回収率119%と妙味十分。
シンティレーションは前走がGIのエリザベス女王杯で10着。その前の府中牝馬Sではブレイディヴェーグの2着と好走していて、ここでも実力は上位。距離短縮ローテーションでもあり、ここは妙味も十分ありそうだ。