英ヘンリー王子、裁判出席で単身帰国も初日欠席へ　滞在中は「警察による警護」で物議も

英国のヘンリー王子（40）が、英ザ・サン紙などを発行する新聞社ニュース・グループ・ニュースペーパーズ（NGN）をプライバシー侵害で訴えている裁判が、21日にロンドンの高等法院で始まるが、初日の裁判は欠席すると米ピープル誌が報じた。

裁判に出席するため単身で帰国すると報じられていた王子を巡っては、バッキンガム宮殿に宿泊する申し出を断ったと伝えられていた。王子側は、この報道を否定している。また、滞在中は警察による限定的な警護を受けるとも伝えられ、物議を醸していた。

ピープル誌によると、王子は裁判の後半に出廷して証言する予定だといい、帰国は2月になると伝えている。

王子は、NGNが1996年から2011年にかけて電話のハッキングや違法な情報収集を行い、プライバシーを侵害したと主張。俳優ヒュー・グラントら約40人いた他の原告のほとんどが出版社と和解し、現在も訴訟が続いているのは王子を含めた2人だけとなっている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）

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