グレーの礼服をお召しになり、天皇陛下と並んで白い花束を供えられた雅子さま。1月17日に神戸市で催された阪神・淡路大震災30年追悼式典にご出席のため兵庫県にお出かけに。出席者らの話を聞かれながら、ときおり涙ぐまれるご様子に、被災地に対しての雅子さまのお気持ちがうかがえた。
30年前、陛下と雅子さまは「しのびない気持ち」を抱えながら大震災の3日後に中東3カ国ご訪問に向かわれた。そのつらい思いもお持ちだったのだろう、帰国後には2月、3月と続けて被災地を訪ねられた。その後のご訪問でも雅子さまは追悼式で披露された小学生たちの合唱に感極まられたり、被災者の体験談に涙を浮かべられたり。
今回も震災の記憶を語り継ぐ高校生とのご懇談で「どんなことが印象に残っていますか」などと質問されるなど、将来に向けての活動にお心を寄せられている。今後も陛下とともに被災地に対し、愛のまなざしを向けられるに違いない。
【’95年:ご帰国を早められ被災地へ】
中東3カ国ご訪問の日程を2日早めてご帰国。震災から約40日後に神戸の被災地を見舞われた。
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【’95年:被災地の少女から似顔絵を受け取られて】
避難所で小学生の少女から似顔絵を贈られた雅子さまは、この少女にお礼の手紙を送られた。
【’03年:震災犠牲者の眠る慰霊碑に献花を】
「みどりの愛護」のつどいで兵庫県へ。淡路島の北淡町震災記念公園では慰霊碑にご供花。
【’10年:遺族とのご懇談では涙を浮かべられて】
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’10年の追悼式典ご出席ののち、遺族代表とご懇談。涙を浮かべながら震災の体験談をお聞きに。
【’25年:復興に尽力した方々にねぎらいを】
1月16日、神戸にご到着の後、復興に貢献した人の話を伺いねぎらいのお言葉をかけられた。
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