SNS「検閲」停止を宣言=投稿管理への政府介入禁止―米大統領令
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2025年01月21日 15:01 時事通信社
【シリコンバレー時事】トランプ米大統領は20日の就任演説で、「政府による全ての検閲を即時に停止する大統領令に署名し、自由な表現を米国に取り戻す」と宣言した。その後署名された大統領令は、SNS上の言論に政府が介入することを禁止。過去の検閲行為を特定し、是正するとした。
バイデン前政権では、新型コロナウイルスに関する誤情報について、SNS運営企業に厳格に対処するよう迫った。「言論の自由」の侵害として違憲訴訟が起こされたが、米連邦最高裁は政府の働き掛けを容認した。トランプ氏の大統領令では、政府職員らによる言論の制限への関与や助長を禁じた。
トランプ氏は就任演説で、前政権の措置を「自由な表現を制限する連邦政府の数年にわたる不法で違憲な試み」と批判した。大統領令では、過去4年間の政府の活動を調べた上で、調査結果と是正措置を大統領に報告するよう司法長官に指示した。
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