大阪・空堀商店街近く。昼から飲める、骨太イタリアン

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2025年01月21日 16:01  BCN+R

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BCN+R

優しいけれど、ガツンと旨いテリーヌにワインが進む。
 豆腐屋に魚屋、青果店などが軒を連ね、賑わいを見せる空堀商店街から路地を進むと現れる、シンプルで温かみのある店。入口手前のカウンターでは小皿料理とワインで立ち飲みができ、奥のカウンターではしっかり骨太なイタリア料理をアラカルトでもコースでも、楽しめる。

その他の画像はこちら 迎えてくれるのは、南イタリアなどでも経験を積んだ料理人の荒井達矢さんと、ソムリエの友理さん夫妻だ。

タイミングを見計らって次の一杯をすすめてくれる友理さんと、

テキパキと料理を仕上げる達矢さんのコンビネーションがいい。

●夫妻に縁のある土地の食材と、イタリアワイン

 用意されるワインは基本イタリア産で、二人に縁のある土地の食材を多くラインナップする。この日テリーヌで登場したよっとん豚は達矢さんの母の出身地、宮崎産。葉型の手打ちパスタ・ストゥラッシナーティは、達矢さんの修業先である南イタリア。メインのタリアータの猪は岡山・新見産で、新見産のワインを合わせる。友理さんの父の出身地だ。

 二人に縁があり、思いのある料理と、そこへ寄り添うワイン。まだ陽の光のある15時から、本格的な料理とワインが楽しめる、ありそうでなかなかない一軒だ。

猪のタリアータには、イタリア品種のブドウから造る

「岡山ワインバレー」の赤を。

この店で唯一扱う国産ワインだ。

『Motivo モッティーヴォ 〜ワインと料理』

住所/大阪府大阪市中央区谷町7-6-23

※こちらの記事は、関西の食雑誌「あまから手帖」がお届けしています。

あまから手帖=https://www.amakaratecho.jp/amakaratecho/

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