<フィギュアスケート:全国高校選手権(インターハイ)>◇21日◇第2日◇神奈川・KOSE新横浜スケートセンター◇女子フリー
ジュニアグランプリ(GP)ファイナル銅メダルの中井亜美(16=勇志国際)が、国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら自己ベストを更新する69・92点でSP2位発進となった。
ジュニア大会27連勝中でSP首位の島田麻央(16=中京大中京)とは、1・90点差と肉薄。70点の大台にもあと0・08点と迫り、「1週間前から調子が戻ってきた。全日本のSP(21位)の悔しさがあったので、いい練習の成果が出せた」と声を弾ませた。
初めてのインターハイで、勢いを加速させていく。冒頭のダブルアクセル(2回転半)を降りると、その後も3回転フリップ、ルッツ−トーループの連続3回転ジャンプと3本のジャンプを全て着氷。躍動感あふれる演技で観衆を魅了した。2月末には2度目の世界ジュニア選手権(ハンガリー・デブレツェン)を控えており、ここから調子を上げていく。「まだ完全に良いとは言えない。もっともっと良くなると思うし、良くしていきたいなって思います」と前を見据えた。
高校の教科では、「数学が好き」という16歳。年末年始は地元の新潟で過ごして心身共にリフレッシュした。今年は、いよいよ26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンを迎える。「12月の代表選考会で自分のベストな演技をして選んでもらいたい。まずはシニアのお姉さんを追い越すぐらいの勢いをつけていきたい」と、思い描いた。
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22日のフリーは、大技トリプルアクセル(3回転半)2本を組み込む予定。「(合計)190点後半は絶対に出したい。練習でやってきたことを本番で出すことが目標」。新年最初の競技会で好成績を残し、夢へ弾みを付ける。【勝部晃多】
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