ユニクロ定番アウター「13万円超の高級アウター」と比較してわかった“異常なコスパ”

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2025年01月21日 16:30  日刊SPA!

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ユニクロ「シームレスダウンパーカ」
―[ファストファッション、全部買ってみた]―
 ファッションYoutuberのまとめです。普段はアパレル会社を経営するかたわら、ユーチューブやSNSなどを通じて、ファッションに関する役立つ情報を発信しています。

◆ユニクロ屈指の人気アウターがアップデート

 今回はユニクロのオススメダウンであるシームレスダウンパーカを紹介します。定番ではありますが、実はアップデートされて、かなりオシャレに生まれ変わっています。

 そんなシームレスダウンパーカを同じシームレス仕様の代表格であり、ハイエンドな水沢ダウンとの比較を交えて解説するので、ぜひこの機会にこの記事を参考にお買い物に役立ててみてください。

 今回、紹介するのは以下のアイテムです。

・ユニクロ シームレスダウンパーカ 1万4900円
・水沢ダウン マウンテニア 13万2000円

◆特徴は「究極的にシンプルな作り」

 まず、ユニクロのシームレスダウンパーカのデザインのポイントはミニマルさです。

 ダウンジャケットは派手なものも多くありますが、これは究極的にシンプルに作っています。そもそもダウンジャケットはカジュアルに見えやすいアイテム。

 なので、大人っぽく見せにくくオシャレに着用するのが難しいのですが、ミニマルで大人っぽいデザインだとかなりサマになりやすくなります。その点でも非常に優れたアイテムと言えるでしょう。

 そして、商品名にあるシームレスダウンとはダウン特有のキルティングを形成する際のステッチがない仕様のこと。一般的なダウンジャケットは、キルティングが目立つことでボリュームがあり、カジュアルに見えるものがほとんどです。

◆ステッチが存在せず、もこもこ感が軽減

 仕組みとしては、表地と裏地の間あるダウンパックがずれないようにシームを入れてキルティングを形成しています。

 その点、シームレスはキルティングにあるステッチを熱圧着で施しています。なので、ステッチが存在せず、もこもこ感が軽減されて一般的なダウンジャケットよりカジュアルな見た目にもなりません。

 そこがシームレスダウンのメリットのひとつです。また、機能的にも防風性が優れるメリットがあります。ステッチは穴を開けているので風を通すのですが、それがなくなるので風を通さない仕組みです。

 このように機能的な役割もありつつ、従来のダウンジャケットよりもミニマルで大人っぽい見た目を獲得しているのがシームレスダウンパーカです。

◆ユニクロのほうがよりシンプルなデザイン

 一方、デザインを水沢ダウンのマウンテニアというモデルと比較してみるとかなり似ていました。ユニクロと同じように熱圧着によりステッチは入っていません。ただ、デザイン的には胸ポケットやドローコードなどでやや装飾性があります。

 もちろんすべて同色でミニマルなのでダウンジャケットの平均からかなりシンプルな方です。どちらも基本的にはミニマルですが、ユニクロのほうがよりシンプルなデザインと言えるでしょう。

 次にスペックの違いを見ていきます。まずユニクロの素材は表地がポリエステル100%で中に入ってるのは、ダウン90%フェザー10%という黄金比と言われる混率です。水沢ダウンも表地がポリエステル100%でダウン90%フェザー10%と同じ。ただ、もちろん同じダウンや同じ表地ではありません。

◆安っぽさを感じさせないマットな風合い

 ユニクロの表地はマットな風合いのポリエステルで安っぽさはまった感じないです。そして、防風機能や耐久撥水機能を備えています。ダウンの暖かさを示す指標であるフィルパワーは750フィルパワー。一般的には高級ダウンとされるような高品質になっています。

 一方、水沢ダウンの表地はユニクロと表面感はそっくり。ただ、固さを感じてハリが強い生地感です。そして、さすがに機能性も豊富で4WAYストレッチで動きやすかったり、防水耐水性も備わっています。

 さらに透湿性もあるので、蒸れにくいのも魅力。ダウンはユニクロと同じく750フィルパワーです。ここに関してはユニクロのコスパが異常だと言わざるを得ないでしょう。

◆日常において特に困ることはない機能性

 ほかの仕様としては両方とも止水ジップを使っていたり、袖先にリブがついていたりと共通点が見受けられます。

 加えて、水沢ダウンにはデュアルジップベンチレーションやピットジップベンチレーション、パラフードシステムなど機能的なディテールが盛りだくさん。

 やはり水沢ダウンと比べたら、ユニクロは機能性は劣るといえます。ただ、一般的なダウンと比べたらユニクロでも十分な機能性があるので、日常において特に困ることはないでしょう。

◆ユニクロ価格であれば文句ない形

 シルエットも比較すると、ユニクロは全体的にボリュームは大き目ながら着丈が詰めっているトレンドライクなシルエットと言えます。襟の開きも綺麗で小顔効果も抜群。ユニクロ価格であれば文句ない形でしょう。

 水沢ダウンはやや縦長寄りでスタイリッシュに見えるシルエットになっています。完成度の高い定番的な形なので無難にかっこよく見せやすいのは水沢ダウンでしょう。ただ今のトレンドライクシルエットという意味ではシームレスダンです。

 どちらがいいのかは好みによりますが、定番で長くかっこよく着続けられる点においては水沢ダウンが非常に優れているといえます。

◆定番的なかっこよさや機能性で優っているの水沢ダウン

 改めてユニクロのシームレスダウンパーカの魅力をまとめると、シームレス仕様で機能性抜群、おまけにミニマルなので合わせやすくコスパも抜群。見た目も機能性もよいダウンがほしい方にオススメです。

 ちなみに価格帯はまったく異なりますが、水沢ダウンのマウンテニアは定番的なかっこよさや機能性で優っているので、予算に余裕がある方は水沢ダウンをチェックするのもオススメです。

 今回紹介したのは、以下の2アイテムです。

・ユニクロ シームレスダウンパーカ 1万4900円
・水沢ダウン マウンテニア 13万2000円

 今回はユニクロのオススメダウンであるシームレスダウンパーカを紹介しました。非常にコスパのいいダウンジャケットなので、この冬をオシャレに過ごしたい方は。ぜひこの記事を参考にチェックしてみてください。

―[ファストファッション、全部買ってみた]―

【まとめ】
株式会社RePLAY代表取締役。ブランドやセレクトショップ、古着、ウェブメディアなどアパレルに関する多彩な事業を運営。ユーチューブ「まとめチャンネル」などでオシャレ初心者にもわかりやすいファッション情報を配信中!(オフィシャルブログ「「CTHY MAGAZINE」)

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