弁護士の紀藤正樹氏が1月21日、Xを更新。NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)について、”厳しい指摘”を投げかけた。
立花氏をめぐっては、1月18日に亡くなった元兵庫県議の竹内英明さん(50)をめぐるSNS上の投稿が波紋を呼んでいた。竹内さんは斎藤元彦兵庫県知事をめぐる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員を務めていたが、SNS上での誹謗中傷が相次ぎ昨年11月に議員を辞職。各社報道によると、竹内さんは18日夜、搬送先の病院で死亡が確認されたといい、自殺とみられているという。
報道後、立花氏は、SNS上で「(竹内元県議は)兵庫県警から任意の事情聴取を受けていた」「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信。これに対し、1月20日兵庫県警のトップである村井紀之本部長が、「基本的にこういう場で個別案件の捜査につきまして言及することは通常は差し控えておりますけど」と前置きしつつ、「被疑者として任意の調べをしたこともありませんし、ましてや逮捕するといったような話は全くございません」と完全否定。「全くの事実無根」として「明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」と表明した。
これを受けて立花氏は同日、自身のYouTubeチャンネルで「兵庫県警御免なさい。竹内元県議のタイホは私の間違いでした。日本テレビの取材をうけました。ノーカットでお送りします。」と題した動画を投稿。動画の冒頭で「竹内元県議会議員がですね、おそらく自殺だと言われていますが。自殺した理由が、警察の逮捕が近づいていて、それを苦に自ら命を立ったということについては間違いでございました。これについては訂正させていただきます。そして謝罪をさせていただきます。大変失礼いたしました」と、自身が投稿した内容を訂正したうえで、謝罪した。
しかし、県警が異例のコメントを出すほどに、SNSで拡散した立花氏の発言。紀藤氏はXで《単に謝罪だけですむのでしょうか》と疑問を呈し、《企業の不祥事と同じ土俵で言えば公党の党首の責務として誤認した過程及びその理由、再発防止策を具体的に公表し謝罪すべき》と、責任の取り方が不十分であると苦言を呈した。
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