2024年のスマートフォン(シリーズ別)販売台数ランキングは、アップルの「iPhone 15」が首位を獲得。2位は「iPhone 14」で、iPhoneシリーズのワンツーフィニッシュとなった。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から2024年のスマートフォン市場を振り返る。
その他の画像はこちら 「iPhone 15」は、24年1月から9月まで「iPhone 14」に次ぐ2位が定位置だったが、後継機の「iPhone 16」発表に伴い値下げされたことで24年10月から販売台数が急増。1.7ポイントの僅差でiPhone 14を上回り、年間首位の座を射止めた。そのほか、アップルは「iPhone 16」が5位、「iPhone SE(3rd)」が9位と、計4シリーズが年間TOP10にランクインした。
Android勢で最も上位だったのは、Xiaomiが23年12月に発売した「Redmi 12 5G」だった。24年は月間ランキングでTOP10を維持し続ける安定的な売れ行きをみせ、GoogleのPixelシリーズなどを上回った。
4位にはGoogleの「Pixel 8a」がランクイン。「Pixel 8」の廉価版モデルで、24年5月の発売から現在に至るまで売れ続けている。発売直後24年6月から11月までは月間Androidスマートフォンで首位を獲り続けており、25年も勢いは続きそうだ。
23年5月の民事再生法の適用申請後、レノボグループの傘下で再出発したFCNTの新機種「arrows We2」が10位に登場。24年8月の発売から5か月間でTOP10内に滑り込んだ。ライト層向けのエントリーモデルとして一定数のシェアを獲得していたarrows Weの後継機であり、現在もライト層向けスマホのニーズが衰えていないことがうかがえる。
メーカー別の販売台数シェアでは、アップルが59.2%を獲得。市場の過半数を占める一強状態となり、24年も日本市場での圧倒的な存在感を見せつけた。
24年のスマートフォン市場全体は、販売台数前年比で107.1%だった。アップルが前年を上回る109.6%だったことや、前年比112.8%と2ケタ増のシャープ、前年比201.7%と大躍進したXiaomiといった上位勢の動きが貢献した。
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