JR西日本、西明石駅に在来線の新駅ビル - 駅周辺のまちづくり推進

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2025年01月21日 18:10  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
兵庫県明石市とJR西日本は21日、西明石駅における新駅ビル・新改札口の整備に向けた工事着手にともない、「西明石駅及び駅周辺におけるまちづくりの推進に関する協定書」(2020年12月に締結)にもとづく西明石地区のまちづくりが起工することになったと発表した。


両者は明石市のめざす「SDGs 未来安心都市・明石」の創造に向け、地域と鉄道が一体となった鉄道沿線のまちづくりに向けた取組みの推進を目的として、包括連携協定を2019年9月26日に締結。この協定にもとづく「駅を中心としたまちづくり」として、2020年12月24日に「西明石駅及び駅周辺におけるまちづくりの推進に関する協定書」(推進協定)を締結した。



その後、推進協定にもとづき、駅および駅周辺の良質で快適なまちづくりに向けた事業内容と事業手法など取りまとめ、今月からJR西日本が新駅ビルと新改札口の整備工事を着手。これにより、推進協定にもとづく西明石地区のまちづくりが起工するという。


今後、駅と駅前空間の整備、JR西明石社宅用地での地域交流拠点整備とマンション開発、駅とまちをつなぐアクセス道路の整備に順次着手していく。旧国鉄清算事業団用地でのまちづくりや、地区全体の持続的なエリア価値向上に向けた取組みの検討・推進も共同で行う予定としている。



JR西日本が整備する西明石駅の新駅ビルは、バリアフリー動線を備えた駅ビルと改札口の整備により、「駅からはじまるまちづくり」の玄関として、駅を基点に「ひと」と「まち」が出会うきっかけになる駅ビルがコンセプトに。駅および駅周辺の魅力・にぎわい向上につなげるとともに、駅利用者と周辺地域住民の生活をより便利に・より快適にサポートする商業施設をめざす。



駅施設は鉄骨造の地上3階(塔屋1階)。エレベーター1基、エスカレーター2基(上下1基ずつ)、自動改札2通路、券売機2台の設置を予定している。まちの玄関や親しみのある雰囲気を「のれん」というモチーフで表現し、店舗部分に壁面緑化と木調ルーバーの「のれん」を採用することにより、緑道を散歩する心地よさを表現するという。


JR西明石社宅用地の西敷地(I期)に大規模な新築分譲マンション「ジェイグラン シティ 西明石 タワーウエスト」(住宅棟は地上20階建)も開発。明石市の事業として、六甲バター工場跡地に駐輪場と駅前広場を整備し、明姫幹線までの道路等も整備する。体育館や会議室などの複合施設「サンライフ明石」のリニューアル施設「西明石地域交流センター icotto」の整備も進められる。(木下健児)

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