ことわざを体現したような“叩いて渡りたい石橋”の写真が、X(Twitter)で「こんなん怖くて渡れねぇよ…」「渡ってみろってなったらガクブルしそう」などと反響を呼んでいます。
●叩いて渡りたい橋
投稿者は、日頃からレンガ積みや石積みのトンネルや橋を巡っているというXユーザー・ねじりまんぽっぷでぃーさん。「よく支えられるな」と添えられた写真には、川の上に架けられた古めかしい石橋が写っています。
横から見ると、石橋は数枚の石板が互いに支え合っている構造で、一見するとかなり頼りない印象。寸法図によると厚さ15センチの石板を、岸側に埋め込んだ石材で支える構造になっています。石造りの刎橋(はねばし)……。
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以前は木製の欄干が取り付けられていたそうですが、現在はなくなっているとのこと。実際に渡ったねじりまんぽっぷでぃーさんは、「渡る時は横から落ちないかも注意する必要があります。当日はけっこう強めの風が吹いていたので、足場の不安もですが横風で落ちないかの不安もあり、かなりスリリングな時間を過ごせましたww」と語っています。
慎重に物事を進めるという意味で使われることわざ「石橋を叩いて渡る」がピッタリすぎる石橋に、Xでは「これこそ叩いてから渡りたい…」「クラックが怖すぎる」「構造も凄いけど、どうやって作ったんやろ?」「パーツ長より強度計算書が欲しすぎる」などの反応が寄せられました。
●江戸時代中期に掛けられた石橋
この石橋は山口県防府市大字田島川にある「枡築らんかん橋」で、山口県観光サイトによると江戸時代中期に掛けられたそうです。
ねじりまんぽっぷでぃーさんはこの他にも、「『ねじりまんぽ(京都市)』など面白いレンガ積みや石積みのトンネルや橋があるので、皆さんも訪れてみてください」と同地の魅力的なスポットを紹介してくれています。
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