【フィギュア】中田璃士「次はうつぶせになりたい」新年初戦から“ワールド”全開のパフォ予告

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2025年01月21日 21:19  日刊スポーツ

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男子SPで演技する中田(撮影・垰建太)

<フィギュアスケート:全国高校選手権(インターハイ)>◇21日◇第2日◇神奈川・KOSE新横浜スケートセンター◇男子ショートプログラム(SP)



ジュニアながら昨年末の全日本選手権で2位となった中田璃士(りお、16=中京大中京)は、新年初戦から“ワールド”全開だった。


冒頭で「苦手」と話すルッツ−トーループのコンビネーションに果敢に挑戦。当初は回避予定だったものの、6分間練習の際に大島祐翼(立教新座)から「(跳ばなかったら)みんながアンチになるぞ」と声をかけられ、腹をくくったという。


しかし、3回転ルッツでバランスを崩し、何とかトーループをつけたもののこれが2回転に。「ルッツ−トーをやったせいでその後の振りも早くなっていいことがない」と苦笑し、「これからは皆さんに『やれ』と言わなくてもすむと思う」と頭をかいた。75・98点でSP首位発進も、反省しきりだった。


「跳べるジャンプを練習しても飽きちゃう」という性格で、全日本選手権後は4回転フリップや夢のクワッドアクセル(4回転半)などを練習。4回転半は「全然ダメ」と手応えはまだないが、22日のフリーでは連続ジャンプの2本目にアクセルを入れるなど普段とは違う構成で挑む予定。「ありえないジャンプをやりたい」と不敵に予告した。


年末年始は出身地の英国カーディフで過ごした。「サッカーは毎日していたけど、スケートは2回しかしてない」と気分転換は十分だ。世界ジュニア選手権(2月24日〜3月2日、ハンガリー・デブレツェン)へ弾みを付けたい今大会。全日本選手権のフリー後はリンクに大の字になったが、「次はうつぶせになりたい」と白い歯をこぼした。最後までワールド全開で、初めてのインターハイを楽しみ尽くす。【勝部晃多】

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