“信じることを止めなかった”先の劇的逆転弾! アトレティコFWフリアン「これは努力と犠牲の証」

0

2025年01月22日 13:02  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

逆転勝利の立役者となったFWフリアン [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードに所属するFWフリアン・アルバレスが、21日のレヴァークーゼン戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ・リーグフェイズも佳境に差し掛かってきた中、アトレティコは第7節でレヴァークーゼンと対戦した。が、MFパブロ・バリオスの一発レッドで早々に10人での戦いを強いられた後、前半終了間際に先制点を許してしまう。それでもこの逆境で真価を発揮したのが、“ラ・アラーニャ”だった。まずは52分に個人技で同点ゴールを決めると、相手にも退場者が出て迎えた後半アディショナルタイムには値千金の逆転ゴール。昨夏加入のFWフリアン・アルバレスが、“ヌンカ・デヘス・デ・クレール(信じることを決して止めるな)”を体現し、アトレティコは2−1の勝利を収めている。

 試合後、逆転勝利へと導くドブレーテを達成したフリアンは「勝ち点3がとても嬉しい。簡単ではなかったよ。試合で起こったすべてのこと…1人少なくなり、相手にゴールを決められたことなどを考えると、少々ネガティブな気持ちになったけど、謙虚に自分たちのプレーをすることで、同点に追いつけたわけだし、10対10での勝利のチャンスを活かすこともできた」と披瀝。続けて「この勝利はとても重要であり、僕たちが取り組んでいることに自信を与えてくれることにも役立つ」と振り返った。

 また、ディエゴ・シメオネ監督の采配が的中したと口にした同選手は「素晴らしい夜。とても満足している。前半に1人少なくなって難しい試合だったけど、チョロは冷静さを保ち、団結するように指示した。チャンスは必ずやってくると予想していたんだ。実際にそうなったね」と告白。そして「これは努力と犠牲の証であり、僕たちは最後まで戦うということを他の試合でも示してきた」と執念が引き寄せた逆転勝利について述べた。

 これで暫定3位となり、ラウンド16へのストレートインも現実味を帯びてきたアトレティコ。ただ、フリアンは「もう1つ難しい試合が残っているけど、まずは週末のことを考えないといけない」としつつ、「目標はチャンピオンか? 僕たちはそこまで先のことを考えていない。チームとして向上すること、そしてすべての大会でチャンスを得ることに目を向ける必要がある」と“パルティード・ア・パルティード(1試合1試合)”という意識で戦っていくと語っている。

 “ヌンカ・デヘス・デ・クレール”、“パルティード・ア・パルティード”とシメオネ監督の、アトレティコの色に染まりつつあるフリアン。すでに公式戦16得点とマンチェスター・シティ時代のキャリアハイに迫る勢いだが、このハイペースでゴールを量産し続け、史上初のビッグイヤーをもたらすことができるのだろうか。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定