KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレスは、1月21日に衛星ブロードバンドStarlinkを活用した乗船者向け船上Wi-Fiサービス「フェリーWi-Fi」を提供開始した。
海上が携帯通信事業者のエリア外のため、船上の通信環境は陸からの電波を拾えるごく一部のエリアでしか通信できない。また、船上に衛星通信が整備されている場合でも、多くの場合は通信速度の遅い従来の衛星通信サービスが使用されているという。
本サービスでは最大220MbpsのStarlinkを活用し、これまでインターネット環境のなかった航海でも家族や友人との連絡、SNSや動画の閲覧などが可能になる。まずは東京九州フェリーが関東と九州間を運航するフェリーで期間限定提供し、ユーザーの利用状況などを確認しながら順次使用できるフェリーを拡大していく。
対象船舶は「はまゆう」で、航路は横須賀フェリーターミナル(神奈川県)〜新門司フェリーターミナル(福岡県)。利用可能な場所はエントランスホール、レストランなどの一部パブリックスペースで、提供期間は1月22日から3月31日まで(変更となる場合あり)。
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利用料金はauユーザーは無料、その他のユーザーは最大24時間1500円(税込み)。利用方法はSSID「Entry」に接続して画面に従い設定/支払いを行い、SSID「0001au」またはSSID「ferry_Wi2」に接続する。
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