三重県警捜査1課は22日、10代女性にわいせつな行為をしたとして、桑名市江場の障害者施設職員、落合建也容疑者(63)を強制性交等致傷容疑で逮捕した。女性は被害が原因で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症。県警はこれを傷害と捉えて致傷容疑を適用したとみられる。
落合容疑者は「何もしていません」と否認しているという。
逮捕容疑は2021年11月20日ごろ、桑名市の障害者施設で利用者の女性にわいせつな行為をしたとされる。女性は自身が通う学校に相談し、学校が24年4月17日に県警へ連絡した。
わいせつ行為があったとされる当時、落合容疑者は障害者施設の運営会社代表を務めていた。県警は余罪があるとみて調べている。
被害を受けた女性は病院で全治不詳のPTSD等と診断された。こうした「心の傷」に刑法の傷害容疑を適用するケースはストーカー犯罪が注目されるようになったことに伴い2000年ごろから増加し、現在では定着している。【渋谷雅也】
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