ドルトムントは22日、ヌリ・シャヒン監督の解任を発表した。
昨シーズン限りでエディン・テルジッチ前監督が退任したドルトムントは、クラブOBであり、昨年1月からアシスタントコーチを務めていたシャヒン氏を6月に新指揮官に指名した。しかし、迎えた今シーズンはブンデスリーガで7勝4分7敗・勝ち点「25」の10位に低迷し、首位バイエルンとの勝ち点差は現時点で「20」に。ここ9試合でわずか1勝しか挙げることが出来ておらず、直近では公式戦4連敗と厳しい戦いが続いていた。
現地時間21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節ボローニャ戦にも敗れたドルトムントは、シャヒン監督の解任を決断。就任から約7カ月で指揮官としての挑戦を終えることとなった36歳の元トルコ代表はクラブ公式サイトを通じて「残念ながら、今シーズンのドルトムントのスポーツ的野望に応えることができなかった。この特別なクラブの成功を祈っている」とコメントを発表している。
また、ラース・リッケンSD(スポーツディレクター)はシャヒン監督解任の決定について次のように説明した。
「我々はヌリ・シャヒンと彼の仕事を高く評価しており、長期に渡る協力関係を望んでいた。そして、最後まで一緒にスポーツ的側面の立て直しを達成できることを望んでいた。直近で4連敗を喫し、過去9試合で1勝しか挙げられず、現在のブンデスリーガでの順位は10位となっているため、残念ながら、現在の状況ではスポーツ的目標を達成するための信頼を失ってしまった。この決断は個人的には辛いものだが、ボローニャ戦の敗北後、避けられないものだった」
なお、現地時間25日に控えるブンデスリーガ第19節ブレーメン戦では、現在U−19チームを率いているマイク・トゥルベリ氏が暫定的にトップチームを率いることになる。
ドイツメディア『スカイスポーツ』では、昨年10月までマンチェスター・ユナイテッドを率いていたエリック・テン・ハフ氏や、ドイツ代表でユリアン・ナーゲルスマン監督のアシスタントコーチを務めているザンドロ・ヴァーグナー氏、昨年9月までベンフィカを率いていたロジャー・シュミット氏らが後任候補と報じられている。