チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節が22日に行われ、ライプツィヒ(ドイツ)とスポルティング(ポルトガル)が対戦した。
ここまで6試合を消化したリーグフェーズで3勝1分2敗を記録し、勝ち点「10」を積み上げているスポルティング。今大会は開幕から4試合無敗を達成していた同クラブだったが、ルベン・アモリム監督退任以降は2連敗中と苦しい結果に。しかし、先月25日にジョアン・ペレイラ監督の解任を決断すると、ルイ・ボルジェス新監督の下で完全復活。現在は公式戦8試合無敗と高いパフォーマンスを見せている。
日本代表MF守田英正がサブスタートとなった一戦は、19分にライプツィヒがスコアを動かす。自陣でボールを奪った流れから、テンポ良くショートパスを繋いでカウンターに移行。ドリブルで運ぶシャビ・シモンズが左サイドにスルーパスを送り、抜け出したダヴィド・ラウムがボックス内左でクロスを入れる。ファーでフリーとなっていたベンヤミン・シェシュコがワンタッチでシュート。確実に決め切り先制点を挙げた。
攻勢を強めるホームチームは、32分にGKからのビルドアップで前進。華麗なパスワークでスポルティングのプレスを打開し、中盤右サイドでボールを持ったクリストフ・バウムガルトナーが逆サイドへ大きく展開する。ボックス内に駆け上がったラウムが巧みなコントロールで収め、左足でコントロールショット。ボールはゴールに吸い込まれたが、判定はオフサイドで得点は取り消しとなった。
何度も相手ゴールに迫るライプツィヒは、51分にシャビ・シモンズのシュートの跳ね返りをアマドゥ・ハイダラが右足で一振り。しかし、グラウンダーのシュートは右ポストに直撃する。そんななか、劣勢のスポルティングは55分に3枚替えを実施。守田に加え、ダニエル・ブラガンサとヴィクトル・ギェケレシュが投入された。
すると、75分にエースがチームを救う。スポルティングがハーフラインでボールを奪い、こぼれ球を拾った守田が縦パスを供給。ブラガンサがギェケレシュに繋ぎ、ドリブルでペナルティエリア内に侵入する。1対1の局面で縦にマーカーを振り切ると、左足で豪快なシュートをお見舞い。強烈な一撃がニアを射抜き、アウェイチームが同点に追いついた。
しかし、直後の78分に再びライプツィヒが先行する。相手バイタルエリアでニコラス・ザイヴァルトが空中戦を制し、ボックス手前に送ったボールをシェシュコがヘディング。バウムガルトナーがワンタッチでペナルティエリア内にラストパスを出すと、反応したユスフ・ポウルセンがGKと交錯する。ディフレクトしたボールはゴールに転がり、ライプツィヒが勝ち越し弾を挙げた。結局、そのまま試合は2−1で終了し、ライプツィヒが勝利。次節(最終節)は29日に行われ、ライプツィヒはアウェイでシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)と対戦。スポルティングはホームでボローニャ(イタリア)と対戦する。
【スコア】
ライプツィヒ 2−1 スポルティング
【得点者】
1−0 19分 ベンヤミン・シェシュコ(ライプツィヒ)
1−1 75分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2−1 78分 ユスフ・ポウルセン(ライプツィヒ)