チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節が22日に行われ、アーセナル(イングランド)とディナモ・ザグレブ(クロアチア)が対戦した。
ここまで6試合を消化したリーグフェーズで4勝1分1敗を記録し、勝ち点「13」を積み上げているアーセナル。今大会の黒星は第4節インテル戦のみとなっており、決勝トーナメントへの進出に向け順調に白星を重ねている。対するは、2勝2分2敗・勝ち点「8」のディナモ・ザグレブ。直近の国内リーグで苦戦を強いられている“クロアチアの名門”を相手に、アーセナルはCL3連勝を飾れるか。
試合は開始早々の2分にアーセナルがスコアを動かす。オレクサンドル・ジンチェンコが敵陣左サイドで待つガブリエウ・マルティネッリへと繋ぎ、対峙したマーカーを鋭く縦に振り切る。左足で送ったクロスをゴール前でカイ・ハヴァーツが落とし、反応したデクラン・ライスが右足をダイレクトで振り抜く。鮮やかな崩しからネットを揺らし、ホームチームが先制に成功した。
主導権を握ったアーセナルは以降も複数のチャンスを創出。14分にはマルティン・ウーデゴールのコーナーキックをガブリエウ・マガリャンイスが頭で合わせるが、ヘディングでのシュートは枠の左に外れる。42分にはボックス右角でラヒーム・スターリングがドリブル突破を仕掛け、ウーデゴールへの横パスに判断を変更。背後から走り込んできたマルティネッリがスイッチする形で右足を振ったものの、ミドルシュートはGKの正面に飛んでしまった。
前半終了時点でアーセナルのシュート数は11本。果敢にゴールへと迫ったが、枠内数は2本と寂しい数字に。支配率でも75パーセントと相手を圧倒してハーフタイムに突入した。そんななか、66分にアーセナルが大きな追加点をマーク。ジンチェンコが左サイド高くに張るマルティネッリにパスを出し、縦に抜ける動きを見せてマーカーを引き付ける。空いたスペースへマルティネッリが切り込み、右足でインスイングのクロスを供給。正確なボールをハヴァーツが頭で叩き込み、アーセナルがリードを広げた。
その後はアディショナルタイムにウーデゴールが3点目を挙げ、試合は3−0で終了。アーセナルが貴重な3ポイントを掴み取った。次節(最終節)は29日に行われ、アーセナルはアウェイでジローナ(スペイン)と対戦。ディナモ・ザグレブはホームでミラン(イタリア)と対戦する。
【スコア】
アーセナル 3−0 ディナモ・ザグレブ
【得点者】
1−0 2分 デクラン・ライス(アーセナル)
2−0 66分 カイ・ハヴァーツ(アーセナル)
3−0 90+1分 マルティン・ウーデゴール(アーセナル)