去年、リニア工事現場付近の住宅で水と気泡が出た問題で、JR東海はきょう、中断していたトンネル掘削工事を再開したと明らかにしました。
この問題は去年10月、東京・町田市でリニア中央新幹線のトンネル工事現場近くの住宅から、水と気泡が出ていることが確認されたものです。
その後、トンネルの掘削工事を中断し、JR東海は第三者を交えながら水や気泡が出た原因などを調べ、掘削機から発生した気泡が地下水を押し上げたことにより、水と気泡が湧き出たという調査結果を公表していました。
JR東海は都や町田市、周辺住民への説明や、掘削機の気泡材の量を減らすなどの再発防止策が整ったとして、きょう午前、およそ3か月ぶりに掘削工事を再開したと明らかにしました。
JR東海は「引き続き巡回による現地状況の確認や、公道上での計測を行い、より慎重に工事を進めてまいります」とし、再発防止に努めるとしています。
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