Netflixが、アメリカ、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンでサブスクリプション料金を値上げすることを発表した。
具体的には、「広告ありのスタンダードプラン」は6.99ドルから7.99ドル(約1,250円)に、「広告なしのスタンダードプラン」は15.49ドルから17.99ドル(約2,815円)に、「プレミアムプラン」は22.99ドルから24.99ドル(約3,910円)に値上げとなる。次の請求から適用されるという。
Netflixが直近で値上げを行ったのは2023年だった。今回の値上げに際してNetflixは「番組制作に投資を続け、よりよいものを会員のみなさまにお届けするべく、みなさまには時折少し多めのご負担をお願いすることになります。それは今後のNetflixのさらなる向上のための再投資でもあるのです」と株主向けの資料にて説明している。
この言葉通り、Netflixはいまや賞レースの常連となった。1月5日に開催された第82回ゴールデングローブ賞では関連作品が計36ノミネーションを獲得。Netflixが北米と英国の配給権を獲得した話題作『エミリア・ぺレス』は作品賞を含む4部門受賞という快挙を果たした。
また、新たな会員の獲得も好調で、2024年は第4四半期に有料会員が1900万人増え、年間収益が16%増だったことも報告している。
Netflixの会員からは「一ヶ月あたり25ドル(約3900円)? クレイジーだ」「見なくても会員のままでいるということが気軽にできなくなる」「オーマイゴッド」など驚きの声が上がっている。
(賀来比呂美)