マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、大きな話題となった発言を撤回した。22日、イギリスメディア「BBC」や同『スカイスポーツ』などが伝えている。
19日に行われたプレミアリーグ第22節のブライトン戦に1−3で敗れた試合後、アモリム監督は「私たちはおそらくマンチェスター・ユナイテッドの歴史上最悪のチームになっている」と見出しになるような発言をし、大きな注目を集めていた。
それでも、23日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第7節のレンジャーズ戦を前にした記者会見に出席したアモリム監督は「まずはそれについて話をしたい」と話題となった発言について改めて次のように説明した。
「あれは選手のことよりも自分のことを語っていた。なぜなら、就任して最初の10試合で7敗するような監督を見ているのだからね。だから、それは私のことであり、選手たちよりも私自身のことを話していた」
「時々私はイライラする時がある。時にはそのように言うべきではないこともあるが、それが現実だ。でも、その瞬間にフラストレーションを隠すことは本当に難しいこともある。5分前にロッカールームで同じことを違う言い方で言ったことは良かった。選手たちは本当に率直なので、反応はごく普通なものだった」
「普段は試合後に(選手たちに)話をしない。だが、この試合の後は話をしなければならない。おそらくそれが間違いだった。なぜなら、あの後の私はさらにナーバスになり、ナーバスな状態で記者会見に行って、言うべきではないことを言ってしまったからだ」
注目された発言を謝罪したアモリム監督だが、「私は選手たちの責任を取ろうとはしていない」とチームには解決しなければならない大きな問題があることを改めて強調した。
「私はこれらのことを率直に言うが、現時点で私たちは本当にひどいパフォーマンスをしており、結果も本当に悪い。私は明白なことを言っている。もし、あなたが望むなら、私は妄想して違うことを言うこともできる。しかし、自分が見た通りに言っている」
「正直であることは本当にいいことだと思う。あなたが見たもの、私が見たもの、それはひとつだけだ。スタジアムにいれば理解できる。だから、それに直面して取り組んでいかなければならない」