【箱根駅伝】青学大原晋監督「マラソンは甘くない」太田蒼生の優勝&日本記録超え宣言に指摘

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2025年01月23日 15:49  日刊スポーツ

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箱根駅伝優勝報告会で記念撮影する、前列左から、若林良樹、太田蒼生、鶴川正也、原晋監督、田中悠登、野村昭夢、内山義英陸上競技部部長、後列左から片桐悠人、小河原陽琉、塩出翔太、宇田川瞬矢、伊藤雅一コーチ、安藤弘敏コーチ、田幸寛史コーチ(撮影・千葉一成)

今月の第101回箱根駅伝で2年連続8度目の総合優勝を飾った青山学院大(青学大)の原晋監督(57)が、初マラソンに挑む太田蒼生(4年)へエールを送った。


23日、東京・渋谷区の同大青山キャンパスで優勝報告会を開催。3月2日の東京マラソンで、優勝&日本記録(2時間4分56秒)超えを宣言した太田について、「思いだけでマラソンは成果が出ません。そんなにマラソンというのは甘くない」と厳しく指摘した。


昨年もマラソンに出走させようとしたが、箱根後に体調不良で断念。今年もレース後に体調を崩し、約3週間練習を積めていないという。箱根は1年間かけて調整する中で「体調不良、故障等で練習を抜けても、最後は箱根に合わせるノウハウをチームとして持っている」。一方で「マラソンは未知の世界。まずはスタートラインに、健康な状態で、かつトレーニングをできた状態で立つことが絶対条件」と違いを挙げ、目標達成は「まず無理」とした。


ただ、能力は誰よりも知っている。1年時から箱根路を4回走らせ、今年は4区1時間0分24秒で区間賞を獲得。卒業生の吉田祐也(GMOインターネットグループ)が20年にマークした日本人最高記録を6秒更新した。昨年12月に福岡国際マラソンを2時間5分16秒で制した吉田と比較し、「体つき、もともとの能力は高いものがある」と太田を評価。「ポテンシャルからすれば、近い将来2時間3分台を狙える素地は持っている」と断言した。


今後は「ファンの皆さんに『こいつ何かやってくれるぞ』というようなワクワク感を届けてくれるような走りをしてほしい。攻めのレースをしてほしい」と期待を寄せた。【飯岡大暉】

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