南米アルゼンチンのミレイ政権がアメリカのトランプ政権に続き、気候変動対策の国際的な枠組みである「パリ協定」からの脱退を検討していると報じられました。
23日のイギリスのフィナンシャル・タイムズによりますと、アルゼンチンの政府高官らがパリ協定からの脱退を勧告する内部文書を分析しているということです。
政府内には脱退を思いとどまらせようとする動きもある一方で、関係者は「最終決定はミレイ大統領が行い、脱退する可能性が非常に高いようだ」と語っています。
アメリカのトランプ大統領は就任初日にパリ協定から脱退する大統領令に署名。
ミレイ大統領も気候変動対策に否定的で、去年開かれた温暖化対策を話し合う国際会議「COP29」ではアルゼンチンの代表団を途中で退出させました。
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ミレイ氏は、過激な発言などで“アルゼンチンのトランプ”とも呼ばれていて、トランプ大統領の就任式に出席するなど、2人は緊密な関係で知られています。