木戸大聖と広瀬すずが手を取り合う 『ゆきてかへらぬ』美しい瞬間を切り取った本編映像解禁

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2025年01月24日 12:11  クランクイン!

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映画『ゆきてかへらぬ』場面写真 (C)2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会
 広瀬すず、木戸大聖、岡田将生が共演する映画『ゆきてかへらぬ』より、中原中也(木戸)と運命の女性・泰子(広瀬)の手繋ぎローラースケートシーンを収めた本編映像が解禁された。

【動画】木戸大聖&広瀬すずが手を繋いでローラースケート 『ゆきてかへらぬ』本編映像

 本作は、「文化の百花繚乱(りょうらん)」が咲き誇る大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いた幻の脚本を、この脚本に焦がれ続けていた根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、映像化した。美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を広瀬すず、木戸大聖、そして岡田将生が演じる。

 今回解禁されたのは、中原中也(木戸)と運命の女性・泰子(広瀬)の美しい瞬間を切り取った本編映像。

 京都で運命的な出会いを果たし共に暮らし始めた、20歳の駆け出し女優・泰子と、まだ学生だった17歳の中也。端役にもかかわらず主役さながらの存在感と態度を見せるせいで現場で邪険に扱われ、一向に芽が出ない泰子が肩を落として歩いていると、ローラースケートを履きさっそうと現れた中也が、泰子の気持ちを知ってか知らずか彼女の手をとり一緒に滑り始める。

 突拍子のない行動に振り回されつつも、中也の無邪気で自由な姿に、いつの間にか笑顔を取り戻す泰子。世の中に対して強気な態度と姿勢で、戦いを挑むように立ち向かっている2人が、心を許し合える唯一無二の関係であったことが垣間見える。それと同時に、“狂気”を秘めた中也の中に“無邪気さ”が共存していることを感じさせ、思わず胸がときめく映像となっている。

 やがて想い出の詰まった京都を去り、夢を追いかけ東京へ引っ越す2人。そこで出会った小林秀雄(岡田)との出会いが、3人の運命を狂わせていく―。

 Netflixシリーズ『First Love 初恋』で注目を集め、以降様々な映画やドラマに出演し、今後の飛躍が期待される俳優・木戸大聖。そんな木戸が本作で演じたのは、日本を代表する詩人にして生涯350篇以上の詩を残しながら、僅か30歳で夭折(ようせつ)した天才詩人・中原中也。

 これまで初々しい等身大の役柄を演じることが多かった木戸は、不遇な作家人生を歩み、破天荒な逸話が語り継がれる中也を演じることについて「今まで演じてきた役とは全然かけ離れていて、自分の枠を超えてトライしなきゃいけない役でした」と明かす。運命の女性・長谷川泰子(広瀬)と繰り広げる恋愛関係については「中也が泰子に向ける愛のベクトルや彼らの愛し合い方って今の人が見ればちょっと歪だったりするかもしれませんが、根源にあるのは真っ直ぐな愛。それは今まで自分が経験してきた役と通じるところがあり、その真っ直ぐさと今までにない狂った自分、どちらもうまくミックスして新しい中也像を創りたいと思いました」とコメント。これまでのイメージを覆す、狂気を纏(まと)った木戸の演技と、時代を駆け抜けたアーティストたちの愛の行き着く“そこ”を、スクリーンで見届けたい。

 映画『ゆきてかへらぬ』は、2月21日より全国公開。
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