アーセナルに所属するスコットランド代表DFキーラン・ティアニーとウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコに移籍の可能性が浮上しているようだ。23日、イギリスメディア『テレグラフ』が伝えている。
2019年夏に母国の名門セルティックからアーセナルに加入したティアニーは、度重なる負傷に悩まされながらも左サイドバック(SB)の主力として活躍。しかし、2022年夏にマンチェスター・シティからジンチェンコが加入すると、ミケル・アルテタ監督の戦術との親和性の高さから定位置を奪取。ティアニーはバックアッパーという位置付けとなり、昨シーズンはレンタルでレアル・ソシエダへ放出された。
ところが、守備強度の低さが度々指摘されていたジンチェンコも徐々に出番が減少。迎えた今シーズンはイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの加入やU−19イングランド代表MFマイルズ・ルイス・スケリーの台頭により、ティアニーとともにベンチに座る機会が多くなっている。
今回の報道によると、序列が低下している両選手はアーセナルからの退団を模索しているという。ティアニーに対しては古巣セルティックが関心を寄せている模様で、今シーズン終了後のフリートランスファーでの獲得に向けて交渉が進んでいるようだ。すでに事前契約に合意寸前とも報じられており、夏にアーセナルを離れることはほぼ確実だという。
一方のジンチェンコに対しては、ドルトムントが関心を寄せているとのこと。同クラブは今冬の移籍市場での左SBの補強を画策し、チェルシー所属のポルトガル代表DFレナト・ヴェイガの獲得を画策していたが、同選手はユヴェントスへのレンタルが濃厚に。現在はターゲットをジンチェンコに切り替えており、今後オファーを提示する可能性があるという。ジンチェンコ本人は今冬での移籍に前向きとも報じられている。