ミランDFエメルソンが右ふくらはぎ負傷…今冬の移籍は破談、クラブの市場戦略にも影響?

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2025年01月24日 23:44  サッカーキング

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ミランの右SBとして活躍するエメルソン・ロイヤル [写真]=Getty Images
 ミランに所属するブラジル人DFエメルソン・ロイヤルが負傷により戦線離脱を強いられることが決まり、今冬の移籍が破談となった模様だ。複数のメディアが報じている。

 エメルソンについては、22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節のジローナ戦にスタメン出場していたものの、同試合キックオフ直後の2分、カウンターの場面で背走した際に負傷。ピッチ上に倒れ込むと、プレー続行は不可能と判断され、元イタリア代表DFダヴィデ・カラブリアとの交代でピッチを後にしていた。

 イタリア『コリエレ・デロ・スポルト』や『コリエーレ・デラ・セラ』など複数の現地メディアの情報によると、エメルソンは右ふくらはぎを痛めたという。重度の負傷と見られ、全治までは8週間から12週間ほどを要する見込み。復帰はシーズン終盤戦となると伝えられた。

 なお、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』や『コリエーレ・デラ・セラ』の情報によると、エメルソンは今冬の移籍市場でスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)のガラタサライ移籍に近づいていたようだ。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、ジローナ戦の前には既に合意に至っていたと指摘する。しかし、今回の負傷によって、移籍を断念せざるを得なくなったと報じられた。

 この移籍が破談となった影響は、今冬の移籍市場における計画にも大きな影響を与えそうだ。『コリエレ・デロ・スポルト』によると、ミランは当初、エメルソンとセルビア代表DFストラヒニャ・パヴロヴィッチを売却して、今冬のトップターゲットと目されているフェイエノールト所属のメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス獲得資金に充てる予定だったという。しかし、パブロビッチの去就は現時点でも不透明ではあるものの、エメルソンの売却が不可能となったことで、異なるルートで移籍資金を調達する必要が生じた模様。一方で、現地メディアの『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』等によると、既にミランはヒメネス獲得に向けたオファーの準備を着々と進めており、エメルソンの売却が成立せずとも、ヒメネス獲得に向けた動きは本格化させていくと見られる。

 今回の負傷により、エメルソンは少なくとも今シーズン終了時まではミランに残留することとなりそう。昨年夏の完全移籍加入後、右サイドバックの主力としてここまで公式戦26試合のピッチに立っているが、まずは負傷を完治させ、マンチェスター・シティからの加入が決定的と報じられているイングランド代表DFカイル・ウォーカーとのポジション争いに挑む。

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