ナショナルズは日本時間25日、中日ドラゴンズからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた小笠原慎之介(27)の獲得を球団公式Xで発表した。
交渉期間を日本時間25日午前7時までとしていた小笠原だったが、期限ギリギリでの契約発表となり、MLBの公式サイトでは2年契約と報じられた。
ワシントンD.C.を本拠地とするナショナルズは、ナ・リーグ東地区。千賀滉大(31)が所属するニューヨーク・メッツと同地区で、日本人選手は前身のモントリオール・エクスポズ時代を含め、伊良部秀輝(2000年・01年)、吉井理人(01年・02年)、大家友和(00年〜05年)に続き4人目となる。2019年に球団初のワールドシリーズ優勝を果たし、昨季は71勝91敗で地区4位だった。
小笠原は2015年、東海大相模高からドラフト1位で中日に入団、2016年9月にプロ初勝利、2022年には11勝を挙げて自身初の2ケタ勝利となった。通算成績は46勝65敗、防御率は3.62をマーク。昨年12月12日(日本時間)からポスティングの45日間の交渉がスタートしていた。
今オフ、日本人選手では菅野智之(35)が巨人からオリオールズに移籍、青柳晃洋(31)が阪神からフィリーズとマイナー契約に合意し春季キャンプに招待選手として参加する。さらにロッテ・佐々木朗希(23)はドジャースとのマイナー契約が決まり、日本人選手が続々と契約を結ぶ中、去就が未定だった中日の左腕が最後にナショナルズとの契約に至った。これで新たに4人の日本人投手が海を渡り、新天地でプレーする。
メジャー他球団からのFAでは菊池雄星(33)がエンゼルスと3年契約。メッツ傘下からFAとなっていた藤浪晋太郎(30)はマリナーズとマイナー契約に合意したことを米メディアが報じた。
|
|